School Data Sync
School Data Sync (SDS, 学校データ同期) は、Microsoft 365 Education に含まれる、児童生徒の名簿情報を用いて、 Office 365 アカウントおよび Teams のチームの運用管理をより簡便にする教育機関限定の無償ツールです。
国際技術標準 OneRoster1.2 CSV 対応可能
使い方は 3 ステップ
※登録するアカウントやクラスチーム、学校の情報等が記載された CSV ファイル
School Data Sync でできること
児童生徒・教員アカウントの登録
- Web 画面の操作で必要な CSV ファイルをアップロードするだけで Office 365 のアカウント登録が完了 (複雑なコマンドライン操作不要)
- アカウント登録と同時に児童生徒向け・教員向けのライセンスを自動で割り当て
Teams のチーム作成とメンバー登録
- 必要な CSV ファイルの中身を編集してアップロードするだけで、チームのメンバーの変更が可能
- 教員が有効にするまで児童生徒に見えないため、年度・学期を迎える前にチームを準備できる
Teams の保護者連絡機能
- 児童生徒の保護者が誰か一目でわかる
- 保護者のメールアドレスの CSV ファイルがあれば Teams で保護者への連絡が可能に
チーム横断での児童生徒の活動状況分析
- Teams の標準機能である Education Insights を用いればチーム内の児童生徒の活動状況を分析し可視化することができる
- さらに School Data Sync によってクラス情報を追加したうえで Education Insights Premium (無償) を使うことで、管理者はチームを横断した活動状況の分析が可能に
※Education Insights Premiumは 2023 年 3月 1日 より無償化しました
事例
School Data Sync で実現する教職員・保護者の「ワンチーム教育」
児童生徒が直面する現実の課題は、必ずしも 1 つの教科の知識や方法だけで解決できるとは限りません。関連する様々な教科の知識を活用し、見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動が求められます。つまり、教科横断的な取り組みが必要となります。そのためには、異なる専門性を持つ各教科の教員や、保護者・地域の人々がワンチームとなって児童生徒の活動を支援することが重要です。異なる専門分野の教員と保護者からなる「ワンチーム教育」 は、Teams と School Data Sync の活用によって容易に実現することができます。さらに、記録されたデータを分析して児童生徒の活動の様子を可視化できる環境は、「個別最適な学び」のコーディネートに有効です。
School Data Sync の導入
School Data Sync の導入をご希望のお客様は下記のメールアドレスにご連絡ください。導入のサポートをさせていただきます。
日本マイクロソフト School Data Sync 問い合わせ窓口
<参考リンク>
School Data Sync のサインアップはこちらから
Microsoft School Data Sync
<技術情報>
学校データ同期のウェルカム ページ - School Data Sync | Microsoft Learn
学校データ同期 (クラシック) の概要 - School Data Sync | Microsoft Learn
<関連リンク> GIGA スクール時代の教育データの活用
授業などで Microsoft 365 Education を利用すれば、さまざまな学習ログや ICT を使った活動の履歴データが自動的に収集されます。
また、Teams for Education の標準機能である Insights を利用すると、収集されたデータを可視化、分析することができるようになります。