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教育

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School Data Sync

School Data Sync (SDS, 学校データ同期) は、Microsoft 365 Education に含まれる、児童生徒の名簿情報を用いて、 Office 365 アカウントおよび Teams のチームの運用管理をより簡便にする教育機関限定の無償ツールです。

School Data Syncのフローイメージ図。CSVファイルはそれぞれ「学校情報」、「児童生徒・保護者情報」、「教員情報」、「クラス情報」とあり、これらがフロー中央にあるSchool Data Syncに集約される。その後、二通りに分かれ、一つはOffice 365アカウントによる「ユーザー登録」、「ライセンス付与」、「グループ作成」。もう一つはTeamsアカウントによる「チーム作成」、「チームに紐づくOneNote Class Notebookの作成」。

国際技術標準 OneRoster1.2 CSV 対応可能 

使い方は 3 ステップ

ステップのフロー解説。ステップ1では必要なCSVファイルを用意する。ステップ2では管理ポータルにサインインする。ステップ3でcsvファイルをアップロードする。

※登録するアカウントやクラスチーム、学校の情報等が記載された CSV ファイル

School Data Sync でできること

アップロードするデータファイルの選択  学校データ同期にCSV ファイルを使用するときは、ファイルを適切に書式設 定する必要があります。以下の詳細とまったく同じように、次のようなCSV ファイル名にする必要があります。School Data SyncのCSV ファイルを理解する  必要なファイルと名前付けの構造  orgs.csv users.csv roles.csv classes.csv enrollments.csv  スタッフライセンス スタッフユーザーにライセンスを割り当てる SKU を選択  M365EDU_A5_FACULTY  Web 画面での 操作で完結  学生用ライセンス SKU を選択して学生にライセンスを割り当てる  M365EDU_A5_STUDENT

児童生徒・教員アカウントの登録

  • Web 画面の操作で必要な CSV ファイルをアップロードするだけで Office 365 のアカウント登録が完了 (複雑なコマンドライン操作不要)
  • アカウント登録と同時に児童生徒向け・教員向けのライセンスを自動で割り当て
3人の学生が参加待ちの状態です。有効にする  教員が有効化するまで School Data Sync で作成したチームは 児童生徒から見えない

Teams のチーム作成とメンバー登録

  • 必要な CSV ファイルの中身を編集してアップロードするだけで、チームのメンバーの変更が可能
  • 教員が有効にするまで児童生徒に見えないため、年度・学期を迎える前にチームを準備できる
学生 生徒 01 親/保護者 美久 临田 誰の保護者か 一目でわかる ちょっとした連絡を 保護者に簡単に伝えられる 保護者への連絡もチャットで簡単に

Teams の保護者連絡機能

  • 児童生徒の保護者が誰か一目でわかる
  • 保護者のメールアドレスの CSV ファイルがあれば Teams で保護者への連絡が可能に
児童生徒の活動状況を可視化できる

チーム横断での児童生徒の活動状況分析

  • Teams の標準機能である Education Insights を用いればチーム内の児童生徒の活動状況を分析し可視化することができる
  • さらに School Data Sync によってクラス情報を追加したうえで Education Insights Premium (無償) を使うことで、管理者はチームを横断した活動状況の分析が可能に

※Education Insights Premiumは 2023 年 3月 1日 より無償化しました

事例

School Data Sync で実現する教職員・保護者の「ワンチーム教育」

児童生徒が直面する現実の課題は、必ずしも 1 つの教科の知識や方法だけで解決できるとは限りません。関連する様々な教科の知識を活用し、見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動が求められます。つまり、教科横断的な取り組みが必要となります。そのためには、異なる専門性を持つ各教科の教員や、保護者・地域の人々がワンチームとなって児童生徒の活動を支援することが重要です。異なる専門分野の教員と保護者からなる「ワンチーム教育」 は、Teams と School Data Sync の活用によって容易に実現することができます。さらに、記録されたデータを分析して児童生徒の活動の様子を可視化できる環境は、「個別最適な学び」のコーディネートに有効です。

School Data Sync で実現するワンチーム教育のイメージ図。担任、校長、保護者、地域の人々、教科担任A、教科担任Bがおり、それぞれが○○データ、△△データ、□□データを、イメージ図中央の児童生徒に提供する。校長、担任、教科担任のほか、保護者や地域の人々がワンチームとなって児童生徒の活動を支援。

School Data Sync の導入

School Data Sync の導入をご希望のお客様は下記のメールアドレスにご連絡ください。導入のサポートをさせていただきます。
日本マイクロソフト School Data Sync 問い合わせ窓口

<関連リンク> GIGA スクール時代の教育データの活用

授業などで Microsoft 365 Education を利用すれば、さまざまな学習ログや ICT を使った活動の履歴データが自動的に収集されます。
また、Teams for Education の標準機能である Insights を利用すると、収集されたデータを可視化、分析することができるようになります。