サービス プロバイダー様向けライセンス プログラム: SPLA
概要
SPLA によってサービス プロバイダと ISV は、3 年間の契約期間中に毎月、対象となるマイクロソフト製品のライセンスを取得して、ソフトウェア サービスとアプリケーションを顧客に提供することができます。SPLA は、高度にカスタマイズされた最適なソリューションを幅広い顧客に提供するのに役立つさまざまなホスティング シナリオをサポートします。
詳細については、SPLA プログラム ガイド (PDF、5.23 MB) および SPLA リファレンス カード (PDF、750 KB) をダウンロードしてください。
ボリューム ライセンスのお客様は、オンプレミスおよびクラウドで、特定のアプリケーション用に認定されたサービスプロバイダの共有ハードウェア環境で、サーバー アプリケーションのライセンスを取得できます。ソフトウェア アシュアランスを通じて、ライセンス モビリティに関する詳細情報を入手できます。
メリット
SPLA には次のメリットがあります。
- 専用または共有のホスティング環境を介して、カスタマイズされた IT サービスをエンドユーザー様に提供できる柔軟性を備えています。
- お支払いいただくのは、毎月にエンドユーザー様に提供したソフトウェア サービスをベースとしたライセンス料のみです。初期コストはかからず、月ごとの販売ノルマや長期的なコミットメントもありません。
- エンドユーザー様に最新かつ高機能のマイクロソフト プラットフォームを提供していただけます。マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC) から無償で製品のダウンロードができます。
- マイクロソフト製品を使用することで世界中のエンド ユーザー様にソフトウェア サービスを提供していただけます。
- リセラーを追加することでソフトウェア サービスを提供する中小規模組織へのビジネスが拡大します。
- Microsoft Azure を含む、アプリケーション ソリューションのホスティングに重点を置いたオプションや、データセンター プロバイダーから infrastructure as a service (IaaS) を取得するオプションを利用することができます。
- サーバーにインストールするマイクロソフト製品の日々の管理や操作を、アウトソーシング企業に委託することができます。委託されたアウトソーシング企業は、データ センターの管理、テスト、保守サポート サービスを実施できます。
- エンドユーザー様にサービスとして提供する前にプロバイダー様内部で製品のテストと評価をすることができます。
- サービス プロバイダー様が管理および制御しているサーバーにマイクロソフト製品をインストールして、エンド ユーザー様の施設内に設置できます。
- サービス/製品のデモを目的として、最大 で 50 人分のマイクロソフト ソフトウェアの有効なユーザー ID をご使用いただけます。また、60 日間の試用期間中、エンドユーザー様に製品を無償で提供していただけます。
- 1 つの契約に関連会社を含めることができます。
- SPLA を通じて教育機関のエンドユーザー様向けに特別価格でソリューションを提供し、ビジネスを拡大していただけます。
- Microsoft Business and Services Agreement (MBSA) を締結し簡単にライセンスを取得することがでます。MBSA を締結後は、3 年毎に SPLA に署名します。また、プレミア サポートやプロフェッショナル サポートを簡単に取得することができます。
使用権
SPLA のライセンスは、非永続的 (サブスクリプション) ライセンスです。ライセンスは、契約の有効期間中のみ使用が許可されます。マイクロソフトのライセンス製品をエンドユーザー様に提供する際、ご利用いただけるライセンス モデルは 以下の通りです。
- サブスクライバー単位: サブスクライバー アクセス ライセンス (SAL) は、ライセンス取得済製品へのアクセスあるいはライセンス取得済製品の使用が許可される各ユーザーまたはデバイスごとに、ライセンスを取得していただくライセンス モデルです。SAL のライセンス モデルでは、サーバー ライセンスを別個に取得していただく必要はありません。
- プロセッサ単位: プロセッサ ライセンスでは、プロセッサ単位モデルでライセンスを取得した製品のプロセッサにインストールされているソフトウェアに無制限の数のユーザーがアクセスできます。
- コア単位: コア ライセンス (CL) では、コア単位モデルでライセンスを取得した製品の物理コアの数が決定され、無制限の数のユーザーがサーバーにインストールされているサーバー ソフトウェアにアクセスできます。
- ホスト/ゲスト単位: ホスト/ゲスト ライセンス モデルは、ホスト ライセンスとゲスト ライセンスの両方のライセンスが必要です。ホスト ライセンスは、"ホスト ファブリック" 向けに必要なライセンスです。ホスト ファブリック仮想化、ネットワーキング、管理、Web サイト、およびファイル サービスを提供するために構成され、運用される物理的および仮想オペレーティング システム環境 (OSE) の集合です。ゲスト ライセンスは、ゲスト仮想 OSE に必須です。
- ホスト向けプロセッサ単位: インスタンスが実行可能なホスト ファブリック用にプロセッサー単位でハードウェアのライセンスを取得する。
- ゲスト向けインスタンス単位: ホストで実行可能な仮想インスタンスごとにライセンスを取得する。
- 製品固有のライセンス: パートナーホスティングシナリオでホストされている Microsoft Office に関する一般的な質問に対する回答については、Hosted Microsoft Office のライセンスの概要 (PDF、658 KB) をダウンロードしてください。パートナーがホストする Office ソリューションを顧客に提供するために必要なライセンス コンポーネントについて説明します。
現行のサービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR) はこちらからご覧いただけます。
利用開始方法
SPLA 流通会社を通じて SPLA を締結することができます。利用開始方法に関する Web サイト (英語) もご参照ください。
SPLA プログラムにご参加いただくには、以下の条件を満たす必要があります。
- マイクロソフト パートナー ネットワークへの登録: マイクロソフト パートナー ネットワークにご登録いただく必要があります。
マイクロソフト パートナー ネットワークの詳細を確認する - Microsoft Business and Services Agreement (MBSA) を締結: 他のボリューム ライセンス契約 (Enterprise Agreement、Enterprise Subscription Agreement、Select Plus、Select License、または ISV Royalty) で既に MBSA を締結しているサービス プロバイダー様は、担当のマイクロソフト アカウント マネージャーまたは流通会社を通じて MBSA 番号を SPLA にリンク付けする必要があります。
- SPLA 流通会社の指定: SPLA および MBSA を締結する際には、SPLA 流通会社を指定し、流通会社を通じて 手続きを行います。本申込書に必要事項をご記入の上、ご指定の流通会社まで電子メールにてご送付ください。流通会社は、SPLA プログラムのすべての面で支援することができます。
SPLA のその他の資料は、こちらをご確認ください。
その他の条件
SPLA プログラムにご参加いただくには、以下のような条件も遵守していただく必要があります。
- サービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR) を遵守する: SPLA でのライセンス取得済製品の使用に適用する SPUR の特定の使用権および条件を遵守する。
- ソフトウェア ライセンスの月次使用報告と月額の支払いレポートを提供する: サービス プロバイダー様は、100 米ドル以上の月次使用報告書または無使用報告書 (不連続) のどちらかを SPLA 流通会社に提出してください。また、ソフトウェア サービス販売会社や関連会社のエンドユーザー様に使用を許可したすべてのライセンスについても報告に含めていただく必要があります。
- テクニカル サポートを提供する: サービス プロバイダー様は、エンドユーザー様に使用を許可したライセンス取得済のマイクロソフト製品のテクニカル サポートを提供。
SPLA プログラム ガイド (PDF、5.23 MB)