クラウド サービスの見積もりにおけるポイント
クラウドサービスの見積もりを行うにあたり、前提として押さえておくべきポイントをご紹介します。
- アーキテクチャが決まらないと見積もりはできない
- サービスにより計算方法が異なる
- スペック別 x 使用時間 (例 : 仮想マシン)
- 性能/容量別 x 使用時間 (例: ストレージ)
- 機能別 x ユーザー数 (例: Azure AD)
- 複数のサービスを組み合わせることで、1つの機能が構成されることがある
(例:仮想マシン=コンピュート+ディスク+IP アドレス等) - 1つのサービス内で複数の課金対象要素がある
(例:Azure Backup = Backup サービス費用+ディスク容量) - リージョンによって単価が異なる
- 全てのサービスが有償とは限らない
- サービスを明示的に作成していなくても課金対象となるリソースがある
(例:データ送信、トランザクション費用) - サービスのパブリック・プレビュー版と一般提供版では価格が異なることがある
クラウドサービスを利用する上での見積もりとは、要件に対して利用するサービスを構成し、各サービスのスペックやデータ量・ユーザー数などから利用料金を試算することになりますので、基本的な見積もり作業としては、要件にもとづいたアーキテクチャを決定した上で、利用サービスを選定し、見積もり作業に着手することが基本的な取り組みとなります。また上述のとおり、各サービスにより課金の計算方法やパラメータが異なりますので、各サービスの概念を理解した上で取り組むことが重要なポイントとなります。