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Excel の引き算はこんなに簡単! 四則演算の基本から応用まで使い方解説

2022 年 1 月 19 日

Microsoft Excel では一般的な引き算だけでなく、時間や日付の引き算など、電卓では通常できないような引き算もできます。また、コピー & ペーストを使って簡単に式をコピーして値を求めることも可能です。
この記事では、Excel でできる基本の四則演算からさまざまな引き算について解説します。

1. まずは基礎知識! Excel での引き算に挑戦

ここではまず、Excel でできる基本的な計算や、引き算を行うための入力方法について紹介します。

1-1. Excel で足し算、引き算する際の基本的な計算の方法

Excel は「表計算ソフト」といわれているように、セルと呼ばれるマス目がたくさん並んだ表の上で計算するソフトウェアです。

四則演算 (足し算、引き算、掛け算、割り算) が可能なうえ、日常的な仕事や生活で考えられる十分なレベルの桁数が大きい数字や長い数式、少数や負の数などを 1 つのセル内で扱うことができます。

ただし四則演算を行う際は、以下のように一部通常の計算式と記号が違うものがありますので、注意しましょう。

  • 足し算:(例:3+6) 3+6
  • 引き算:(例:6-3) 6-3
  • 掛け算:(例:3×6) 3*6
  • 割り算:(例:6÷3) 6/3

1-2. 引き算の入力方法を学ぼう

次に、引き算を行う際の基本的な入力方法について解説します。

通常、計算式は「◯ー△=□」という形で書きますが、Excel では書く順番が異なるので、注意が必要です。

セルの中に、「=◯ー△」と入力して Enter キーを押す、または矢印キーで移動すると答えが表示されるしくみになっており、Excel で計算するときはイコール (=) が式の一番最初に来ることを覚えておきましょう。

例として、「5-3」という式を Excel で計算するときの入力方法を示します。

Excel で入力した「5-3」の式

上記のように、セルにカーソルを合わせると式がワークシートの上部に表示されます。セル上には、計算式の答えだけが表示されます。

Excel には、上記のように式に直接数字を入れて計算するだけでなく、「セル参照」といって、セルの名前を式にいれることで、値が変わっても式を変えずに計算できる方法があります。

例として、「5-3」という式をセル参照で求めてみましょう。

セル参照で入力した「5-3」の式

「値 1」として「5」をセル B1 に入力し、「値 2」として「3」をセル B2 に入力します。計算式は任意のセルに入力可能です。今回はセル E1 に「=B1-B2」と入力しました。

セル参照の引き算

すると、式で指定した位置のセルに入っている数字で計算され、答えとして「2」が求められます。

セル参照の引き算

このようにセル参照で計算式を入れると、値 1 と値 2 の数字を入れ替えても、E1 の数式を変えることなく計算の結果を反映させることが可能です。
ここでは、「値 1-値 2」すなわち「8-4」の答えである「4」にセル E1 の値が変わったことが確認できます。

2. Excel 引き算のバリエーションを学ぼう

次に、Excel での引き算の使い方についてさまざまなバリエーションを紹介します。  

2-1. セル参照を利用して引き算をしてみよう

セル参照を利用すると、計算に要する時間を短縮できます。特に同じようなパターンの引き算をいくつも行う場合は、以下のような方法を使うと便利です。

・同じパターンの引き算を多数処理するときに便利! オートフィル機能

何行も同じような引き算が続いている場合は、1 番上のセルにだけ数式を入力し、オートフィル機能を使うことで、その他の行も同じように答えを求めることができます。

オートフィル機能とは、コピーしたいセルの右下にあるフィル ハンドルを引っ張って、セルの中に入力した式や値をコピー & ペーストしていく機能のことで、セルの中身を連続で入力したいときに使うと便利です。

ここでは実際に、ボルトやナットなどの部品を購入、管理している企業の表を例に見ていきましょう。

オートフィル機能を利用したセル参照の引き算

たとえば、ボルトやナットがいくつ使用されて、残りがどれだけあるか把握したい場合、部品の「購入数-使用数=残り」となるため、同じ行の B 列の値から C 列の値を引けば求められます。

D3 の値を求めるには「=B3-C3」と記述すれば答えが表示されます。

オートフィル機能を利用したセル参照の引き算

D4 から D9 の値も、D3 と同様に同じ行の B 列の値から C 列の値を引くことで求められますが、D3 をクリックすると表示される右下の小さな四角形の部分をカーソルでドラッグし、D9 まで引っ張ることでも値を求めることができます (このときカーソルは十字の形になっていることを確認しましょう)。

オートフィル機能を利用したセル参照の引き算

これがオートフィルというという方法で、D 列の答えが一気に求められます。

このように、セル参照のコピーやオートフィルでは相対的に位置をずらしながらセル参照するので、同じ列に同じ属性の値が入っている場合はオートフィルを使うと便利でしょう。

・参照元のセルを固定することも可能

一方、複数の計算で常に同じセルを参照したいときは、オートフィルやコピー & ペーストを使うと参照元の位置がずれてしまうため、正しい答えを導き出せません。
その場合は、「$」をセル名に入れることで、参照元のセルを固定すると便利です。

たとえば先ほどの会社において、一定数の部品を予備として確保するルールがあるとしましょう。
この場合、確保すべき予備の数をセルに入れておき、残りの数からさらに予備の数を引いたものを求めることで、使用可能な残数がいくらあるかを求めることができます。

参照元のセルを固定したしたセル参照の引き算

D3 の値を求めるには「=B3-C3-F3」となりますが、これをオートフィルしてしまうと、「F3」の部分もずれてしまうので正しい値が求められません。

参照元のセルを固定したしたセル参照の引き算

このような場合は、「F$3」と行番号の前に「$」を入れることで、行を固定できます。

例では同じ列で計算を行っているので列を固定する必要はありませんが、列も固定したい場合は「$F$3」のように記述すれば正しく計算ができます。

2-2. SUM 関数を引き算に活用しよう

Excel には関数といって、便利な計算をしてくれる機能がありますが、その中でも指定した範囲の合計を求める「SUM」関数はよく使われています。
また、Excel のメニューにはオートサムという「SUM」と書かれたボタンが表示されていますが、これは自動的に SUM 関数を入力してくれる機能で、引き算をする際も活用可能です。

一般的に、引き算をするときには「A-B-C-D=E」という求め方ができますが、「A-(B+C+D)=E」という求め方でも同じ答えを導くことができます。
このように、SUM 関数で足し算をしてから引き算をすると、式の簡略化につながるのです。

SUM 関数を使用した引き算

上の表では、日ごとの部品の使用数が記録され、残数が集計されています。
最終的な残りの数は、「=B3-C3-D3-E3」という形で求めることもできますが、8 月 1 日から 3 日までの使用数を合計してから引き算をすることも可能です。

「=B3-SUM(C3:E3)」のように SUM 関数を使うことで、1 つ 1 つセルを指定しなくても式を短くすることができるのです。

2-3. 時間や日付の引き算に挑戦してみよう

Excel では数値だけではなく、時間や日付の引き算も可能です。
ただし、場合によっては記述に工夫が必要ですので、書き方を覚えておきましょう。

・時間同士の引き算

時間の場合、記述したものが正しく時間として認識されていれば、通常の引き算の記述方法で計算が可能です。

時間同士の引き算

上記の例では、作業の開始時間と終了時間を「時間:分:秒」の形で記述していますので、「終了時間-開始時間=作業時間」となります。
工程 1 の作業時間 (D3) は、「=C3-B3」の記述にて求められます。

・日付どうしの引き算

「2021/10/12」のような形式で日付を入力すれば日付同士の計算も可能です。ただし、開始日を作業日数に含めたい場合は、以下のように 1 を足す必要があります。

日付どうしの引き算

上記のような形で「終了日-開始日=作業日数」を求めることができます。

なお、答えとして「何日」という単位を求めたいときは、表示形式が「標準」または「数値」になっている必要があります。「日付」など、違う形式になっていると正しく表示されないので注意しましょう。

また、年月日と時間を組み合わせる場合は、「2021/10/12 15:44:00」のような形式で入力すれば引き算が可能です。
ただし、単純な引き算ではうまくいかない場合があるため、関数を使った方がよいでしょう。

そのほか、ある日の何日か前を求める際なども引き算を使うことができます。

日付どうしの引き算

こちらの場合は、答えとして開始日の 5 日前の日付を求めていますが、表示形式は「日付」である必要があります。
表示形式が「標準」などでは正しく表示されないので注意しましょう。

2-4. 小数点や負の数を扱うときは注意しよう

Excel で大きな桁数の小数点や負の数を扱う際は、注意すべきポイントがあります。

小数点の扱った引き算

小数点は有効桁数を指定していない場合、E1 のように四捨五入されて表示されてしまうことがあります。
このような場合は、Excel のメニューにある有効桁数を増やしたり、減らしたりするボタンを使って有効桁数を変更しましょう。

Excel のメニューにある有効桁数を増やしたり、減らしたりするボタン
有効桁数を小数点以下第 3 位まで表示

小数点以下第 2 までしか表示されていない状態で、有効桁数を増やすボタンを押した場合、小数点以下第 3 位まで表示されるようになります。

小数を計算しているのにうまく結果が出ない場合は、有効桁数ボタンを使って、有効桁数を見直してみましょう。

負の値を扱った引き算

負の数についても同様に引き算ができます。
また、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選び、「数値」で表示形式を選ぶこともできます。

セルの書式設定の数値

「-」 (マイナス) がつく表示、赤字での表示、() がつく表示、△、▲がつく表示から選べますので、見やすさや目的から表示形式を選ぶようにしましょう。

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3. 引き算がうまくできない! 困ったときの対処法

ここでは引き算の式を入力したけれどうまくいかない、という場合に役立つ知識を紹介します。             

3-1. エラーが出たときの対処法

引き算でエラーが出るのは、主に以下のような場合です。

・文字列を入れると引き算ができない

文字列を入れた場合のエラー

上記のように、式に「=三十一-一」のように直接文字列を入れると「♯NAME?」エラーが表示されます。
文字列を扱うときのようにダブル クォーテーションをつけて「=“三十一”-“一”」をつけても「#VALUE?」エラーが表示されますので、文字列の場合は通常の引き算はできません。

文字列を入れたセル参照の引き算でのエラー

同様に、文字列の入っているセルを参照して引き算をした場合も「#VALUE?」エラーとなります。

・参照先が間違っていると引き算ができない

参照先が間違えているときのエラー

上記のように、他のシートのセルを参照して引き算をすることは可能ですが、そのシート名が存在しない場合、「#REF!」エラーが表示されます。

3-2. 計算結果が思ったようにならないときの対処法

・計算結果が想定していたものと違う場合

計算結果が想定と違う場合は、参照しているセルが間違っていないかを最初に確認してみましょう。

参照先の間違えで思うような計算結果にならない

上記のように、計算式で値の入っていないセルを指定した場合は、値が「0」になります。
また、「2-1. セル参照を利用して引き算をしてみよう」で前述したように、式をコピー & ペーストした際などは参照元のセルもずれていることがあるので、特に注意が必要です。

さらに、計算式に掛け算や割り算が含まれる場合は、足し算や引き算よりも優先的に計算されることにも注意しましょう。

計算式で掛け算や割り算が足し算や割り算よりも優先的に計算されて思うような結果にならない

上記のように、「=B1-B2*B3」と入力した場合は、「B2*B3」が先に計算されます。

優先させたい計算は () で囲む

「B1-B2」を先に計算したい場合は、優先させたい部分を () で囲み、E2 セルのように「=(B1-B2)*B3」と記述しましょう。

・「#####」と表示されてしまう場合

桁数が長くて収まりきらない場合の表示

桁数が長くて収まりきらない場合は、上のように、「#####」と表示されてしまうため、セルの幅を広げる必要があります。

セルの幅を広げることで表示される

大きな桁の計算をした場合はこのような表示になることが多いため、全部表示されるようにセルの幅を調整しましょう。

セルの表示形式が違う場合も「#####」と表示される場合がある

また、表示形式が違う場合もこのような表示になる場合があります。
式を入れたセルの表示形式が「日付」などになっていないか確認しましょう。

セルの表示形式を「標準」にすることで解決

このような場合はセルの表示形式を「標準」や「数値」にすることで解決できます。

4. まとめ

Excel の引き算では、数字どうしはもちろん、時間や日付を扱うこともできます。
また、セル参照を効果的に利用することで、複雑かつ大量なデータも簡単に計算することが可能です。
引き算の正しい使い方をマスターして、Excel をより効率的に使いこなしましょう。

【参考】関連する関数

  • SUM  …数値を合計する 【関数式】 =SUM(数値1,数値2,…) またはセルの連続する範囲の場合は=SUM(開始セル:終了セル)

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これらの達成のための Microsoft 365、Excel の使い方や、リモートワーク・ハイブリッドワーク環境を充実させるために以下の記事が参考になります。

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