富士通は、人的資本経営実現に向けて「経営戦略と連動した人材戦略の実践」と「人的資本に関わる情報を可視化しステークホルダーと共有すること」の両軸で進めている。一貫したストーリーと、その裏付けとなる KPI (重要業績評価指標) を設定。達成するためには、データに基づき可視化し施策につなげる仕組みが必要であった。
Microsoft 365 E5 からデータを収集・分析する Microsoft Viva Insights を、国内社員 35,000 人を対象に導入。また、従業員エンゲージメントを評価・分析する Glint (現在は LinkedIn Glint を利用中。2025 年 3 月頃に Microsoft Viva Glint へ移行予定) を富士通グループ全体でグローバルに、約 12 万人を対象に導入。マイクロソフトのサポートのもと、可視化し施策につなげる PDCA サイクルをまわしている。
Microsoft Viva Insights によりパフォーマンスが高い組織が必要とする要素を分析。施策を策定し、「1 人当たり生産性 (営業利益) の 2022 年度比 40% 向上」を目指す。また、Glint によりエンゲージメントスコアと因果が強い要素を分析。施策を策定し「従業員エンゲージメント指数向上 : 69 (2022 年度) から 75」を目指す。(中期経営計画で掲げている非財務指標として 2025 年度末までの目標)
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