パシフィック・リーグ (パ・リーグ)に所属するプロ野球球団であり、福岡市にある「みずほPayPayドーム福岡」を本拠地とする福岡ソフトバンクホークス。以前からソフトバンクグループの一員として「スタジアムDX」に取り組んできましたが、来場客に喜んでもらえるものがなかなか実現できませんでした。そのような状況の中で持ち上がったのが、マイクロソフトの各種 AI サービスを活用した「AI アバター」を作ろうという話です。「これなら来場客に喜んでもらえる」と考え、開発が決まりました。
開発パートナーとしてアバナード社が参画し、Azure の各種 AI サービスや PaaS を連携させることで、僅か1 か月半でシステムを完成。AI アバターになってもらう人物としては、福岡ソフトバンクホークス OB で現在は野球解説者や YouTuber としても活躍する五十嵐 亮太 氏を起用し、東京のスタジオで約 2 時間、映像と音声の収録を行いました。ここで収録された約 30 分の映像と 15 分の音声を学習することで AI アバターが完成。学習時間はわずか 3 ~ 4 日でした。
Azure 上で実現された AI アバターは、話し方の抑揚やスピード、リップシンクも適切で、まるで五十嵐さん本人が目の前にいるようだと評価されています。これを見た最初の来場客が感動し、そこから口コミが広がることで、2024 年シーズンの 40 試合分に加えて、2025 年シーズンまでの予約が埋まる状況に。ソフトバンク グループ全体の『見込客創出』に大きな貢献を果たしています。将来は、福岡ソフトバンクホークス公式アプリとの連携や、飲食と物販のオーダーの実現も視野に検討を行っています。
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