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Azureに関する技術情報

Azure Weekly Update – 2021 年 7 月 30 日

製品紹介

Azure に関する発表のニュースレター

2021 年 7 月 23 日~ 2021 年 7 月 29 日

発表の概要

ターゲット リンク 概要
Azure Active Directory プレビュー機能 – 更新数: 1
Express Route リージョンの更新 – 更新数: 1
Site Recovery 更新機能 – 更新数: 1
Sphere 一般提供 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
Storage プレビュー機能 – 更新数: 1
Stream Analytics 一般提供 – 更新数: 1
Virtual Desktop リージョンの更新 – 更新数: 1
仮想マシン 一般提供 – 更新数: 1
VMWare Solution 一般提供 – 更新数: 1

発表の合計: 10

発表の詳細

Azure サービス: Azure Active Directory

プレビュー機能

このたび、Azure Relay における Azure Active Directory (Azure AD) のサポートのパブリック プレビューが開始されました。これにより、Shared Access Signature (SAS) に加えて、Azure AD による新しい認証と承認の方法が Azure Relay でサポートされるようになります。Azure Relay リソースにおける Azure AD の統合により、Azure のロールベースのアクセス制御 (Azure RBAC) を実現し、リソースへのクライアントのアクセスをきめ細かく制御できるようになります。Azure AD によって返される OAuth 2.0 トークンを使用したユーザーまたはアプリケーションの承認では、Shared Access Signature (SAS) よりも優れたセキュリティと使いやすさが実現します。Azure AD を使用することで、トークンをコードに保存する必要がなくなり、潜在的なセキュリティ脆弱性のリスクが解消されます。可能な場合は、Azure Relay アプリケーションで Azure AD を使用することをお勧めします。

発表: Azure Relay における Azure Active Directory のサポートのパブリック プレビューを開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Relay の認証と承認 – Azure Relay | Microsoft Docs

Azure サービス: ExpressRoute

リージョンの更新

このたび、ExpressRoute で、カンピナス、サンパウロ 2、ダブリン 2 の 3 か所の新しいピアリングの場所が利用可能になりました。今回の発表により、ExpressRoute は、79 か所に上る世界中の商用 Azure のピアリングの場所での利用が可能になりました。

発表: 一般提供: Azure ExpressRoute: 3 か所の新しいピアリングの場所が利用可能に | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 場所と接続プロバイダー: Azure ExpressRoute | Microsoft Docs

Azure サービス: Site Recovery

更新機能

Azure Site Recovery 用の更新プログラム ロールアップ 56 の提供が開始されました。この更新プログラムは、最新バージョンの Azure Site Recovery コンポーネントの以下の改善を行うと共に、既知の問題も修正します。Microsoft Azure Site Recovery (サービス) — レプリケーションと再保護操作の有効化が 46% 高速化されます。Microsoft Azure Site Recovery (ポータル) — 世界中の任意の 2 つの Azure リージョン間でレプリケーションを有効にすることが可能になります。これにより、お客様の大陸内でのレプリケーションの有効化に関する制限がなくなります。

発表: Azure Site Recovery 用の更新プログラム ロールアップ 56 の一般提供を開始 – 2021 年 7 月 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Site Recovery 用の更新プログラム ロールアップ 56 -KB5005376 (microsoft.com)

Azure サービス: Sphere

一般提供

一般提供: Azure Sphere バージョン 21.07

発表: 一般提供: Azure Sphere バージョン 21.07 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 最新情報 – Azure Sphere | Microsoft Docs

更新機能

Azure Sphere SDK バージョン 21.07 更新プログラム 1 が公開され、ダウンロード可能になりました。今月リリースされた SDK バージョン 21.07 では、Azure Sphere CLI から一部の非推奨のパラメーターが誤って削除されていました。SDK バージョン 21.07 更新プログラム 1 により、後方互換性の目的でこれら非推奨のパラメーターを CLI に戻すことができます。

発表: Azure Sphere SDK バージョン 21.07 更新プログラム 1 の提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Sphere OS のフィード – Azure Sphere | Microsoft Docs

Azure サービス: Storage

プレビュー機能

Blob Storage のバージョン管理を使用する不変ストレージがプレビューで利用可能になりました。不変ストレージでは、Write Once, Read Many (WORM) の状態でデータを保存できます。データが書き込まれると、そのデータは消去や変更ができなくなります。また、保持期間を設定して、その期間が経過するまでファイルを削除できないようにすることができます。さらに、データに訴訟ホールドを設定して、ホールドが削除されるまでそのデータの消去や変更を行えないようにすることができます。これに加えて、バージョン管理を使用する不変ストレージでは、コンテナーまたはオブジェクト レベルで不変ポリシーを設定できます。また、あらゆる Blob の過去と現在のすべてのバージョンの不変保護も可能です。

発表: Blob Storage のバージョン管理を使用する不変ストレージのパブリック プレビューを開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Blob Storage の不変ストレージの概要 – Azure Storage | Microsoft Docs

Azure サービス: Stream Analytics

一般提供

Visual Studio Code 用の Azure Stream Analytics ツールの一般提供が開始されました。お客様は、ソース管理用の VS Code から、高性能な IntelliSense を使用してコードを記述し、Azure Stream Analytics プロジェクトを作成して、組み込みの Git サポートを簡単に利用できます。また、ローカル サンプル データまたはライブ ストリームを入力として定義し、ジョブをローカルでテストすることもできます。また、このツールで、ジョブ ダイアグラム、メトリック、診断ログ、アクティビティ ログ、中間結果を統合した直感的な UI を備えたジョブ モニター機能も利用可能になりました。この機能により、問題の原因をすばやく特定し、軽量のエクスペリエンスでジョブを管理することが可能になります。

発表: 一般提供: Visual Studio Code 用の Azure Stream Analytics ツール | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: クイック スタート: Visual Studio Code で Azure Stream Analytics ジョブを作成する | Microsoft Docs

Azure サービス: Virtual Desktop

リージョンの更新

Azure China Cloud で Azure Virtual Desktop のパブリック プレビューが開始され、Azure portal の統合も行われました。Azure portal の統合により、シンプルなインターフェイスでアプリと仮想デスクトップのデプロイと管理を行えるようになります。お客様が作成するホスト プール、ワークスペース、その他すべてのオブジェクトが Azure Resource Manager オブジェクトであり、他の Azure リソースと同じ方法で管理されます。お客様は、ロールベースのアクセス制御を使用して Azure Virtual Desktop リソースへのきめ細かいアクセスを提供したり、個々のユーザーではなく AAD グループにリモート アプリやデスクトップを公開したり、Azure Monitor を使用して問題のトラブルシューティングをより迅速に行ったりすることができます。

発表: パブリック プレビュー: Azure China Cloud での Azure Virtual Desktop の提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Virtual Desktop とは – Azure | Microsoft Docs

Azure サービス: Virtual Machines

一般提供

Start VM on Connect 機能により、デプロイ コストを最適化できるようになります。ユーザーのために VM をいつ利用可能な状態にする必要があるか予測する代わりに、割り当てが解除されている VM や停止している VM をユーザーが起動できるようにすることで、柔軟な需要に対応できます。この新機能を使用すると、Azure Virtual Desktop ホスト プール内のシャットダウンしている VM や割り当てが解除されている VM にユーザーが接続しようとしたときに、その VM が起動するようになります。これまでアイドル状態の VM をシャットダウンするポリシーを常に設定してコストを節約することが可能でしたが、Start VM on Connect 機能により、必要に応じてそれらの VM をユーザーに確実に利用させることも可能になりました。

発表: Windows Virtual Desktop の Start VM on Connect 機能の一般提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 接続時に仮想マシンを起動 – Azure | Microsoft Docs

Azure サービス: VMWare Solution

一般提供

VMware Site Recovery Manager (SRM) は、災害時の仮想マシンのダウンタイムを最小限に抑えることができるディザスター リカバリー ソリューションです。SRM は、オンプレミスの VMware 環境を有するお客様向けの人気のソリューションです。今回の発表により、Azure VMware Solution で同じ機能を利用できるようになりました。AVS 用の SRM は、オンプレミス環境と AVS 間、または 2 つの AVS サイト間のフェールオーバーとフェールバックを自動化および調整し、災害からの保護を徹底します。また、妨げにならない組み込みのテストにより、復旧時間目標を確実に達成できます。全体的に見ると、AVS 用の SRM は、自動化を通じて管理を簡素化し、予測可能性が高く、短い復旧時間を実現します。SRM は、保護対象の vCenter サーバー サイトと復旧 vCenter サーバー サイト間の VM の復旧の計画、テスト、実行に役立ちます。Azure VMware Solution で SRM を使用することで、”オンプレミスの VMware から Azure VMware Solution へのディザスター リカバリー” と “プライマリの Azure VMware Solution プライベート クラウドからセカンダリの Azure VMware Solution プライベート クラウドへのディザスター リカバリー” という 2 つの DR シナリオに対応できます。SRM のライセンス交付とサポートは VMware から直接行われますが、既存の製品ライセンス キーを使用して、Azure portal のエクスペリエンスで AVS への SRM の拡張を簡単に行うことができます。Azure VMware Solution プライベート クラウドのナビゲーション メニューを使用して、vSphere Replication を使用する VMware SRM をアドオン サービスとしてインストールできるようになりました。[ディザスター リカバリー ソリューション] のドロップダウンから [VMware Site Recovery Manager (SRM) – vSphere Replication] を選択し、プロンプトに従うだけでこれを行うことができます。

発表: Azure VMware Solution で VMware Site Recovery Manager が利用可能に | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: VMware Site Recovery Manager によるディザスター リカバリーのデプロイ – Azure VMware Solution | Microsoft Docs

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