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SUGIKO、積木製作が MR を活用した、足場安全教育コンテンツを共同開発。建設現場の安全管理を効率化。

Mixed Reality

株式会社 杉孝(以下、SUGIKO)とMicrosoft Mixed Realityパートナーの株式会社 積木製作(以下、積木製作)が2021年7月9日に発表した、建設現場の安全管理業務効率化を目的とした「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」をご紹介します。同コンテンツでは、Mixed Reality(MR)デバイスとして Microsoft HoloLens 2 を活用されています。

 

 

平成 27 年の法令改正では、建設現場の安全管理の一環である足場点検が強化されました。しかし、知識や経験が無ければ点検を行うことはできず、人手不足によりそれらを十分に継承できないことが、現場課題の一つとなっています。これまで、SUGIKOでは、屋外等でお客様の敷地を借り、実際の足場を組立て、杉孝のお客様向けに「足場の点検訓練」として教育の支援を実施されてきました。MR コンテンツを用いることで足場の運搬組立解体が不要となり、場所確保の手間削減、天候などの環境に左右されないなど、手軽に安全教育を実施することが可能です。

この MR コンテンツは、6人同時接続による MR 教育システムで、1人の講師と5人の受講者が同一の 3D モデルを共有しながら、足場点検の方法や不安全箇所を探す訓練などを実施できます。3D モデルは、SUGIKOで作成された足場 BIM データを取り込むことで、より現実に近いモデルが生成されており、様々なスケールで現実世界の中に表示することができます。また、屋外等の敷地を必要とせず、事務所などの屋内にいながら手軽に実施することができます。

 

 

【SUGIKO MR 足場安全教育利用イメージ】

仮想マシンを装着して足場の安全構造に入る女性 1 人と男性 4 人


仮想マシンを装着した安全足場構造を検査する女性 1 人と男性 3 人

<足場の安全点検>

 


ファイブマン 仮想マシンを装着したポータブル作業台の組み立て確認

<可搬式作業台の組み立て確認>

 

1 人の女性と 4 人の男性 仮想マシンでポータブル ワークベンチを組み立てる

<CG 動画の再生>

 

1 人の女性と 3 人の男性が、仮想マシンを装着したデジタル モデルについて話し合っています。

<デジタル模型>

 

1 人の女性と 4 人の男性が、仮想マシンを装着した 3D キャラクターを使用して災害を理解しています

<3Dキャラクターを使った災害事例>

 

関連情報:

株式会社 杉孝 プレスリリースはこちら

株式会社 積木製作 事例紹介記事はこちら

HoloLens 2 製品に関する情報はこちら

国内におけるHoloLens 2 の最新情報はこちら

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