青いセーターを着た人がコンピュータで作業している
Microsoft Base ロゴ

技術ブログ

Azureに関する技術情報

Visual Studio 2022の提供開始について

製品紹介

アマンダ(Amanda)プロフィール写真
アマンダ(Amanda)
2021年11月8日
※本ブログは、米国時間11月8日に公開された“Visual Studio 2022 now available”の抄訳を基に掲載しています。
Visual Studio 2022 Launch Event Keynote 公開中
発表イベントの様子が掲載されました。イベントを見逃した方は、こちらからご覧いただけます。なお、イベントの全セッションはこちらからご覧いただけます。(キーノート、全セッションいずれも日本語字幕でご覧いただけます)

Visual Studio 2022
.NET 6の一般提供を開始いたしました。Visual Studio 2022は、より素早く、アイデアをコードとして、かたちに落とし込むことができるようになります。開発者の皆様の日々の活動の生産性とクオリティの向上がVisual Studio 2022にとって最も重要なコアになる部分です。であり、開発に携わるすべての皆様に 是非お試しいただければ幸いです。ごくシンプルに言えば、あなたのアイデアに「命」を吹き込む一助となるツール、それが Visual Studio 2022なのです。

コード編集、デバッグ サイクルの生産性が向上
Visual Studio 2022 では、コード編集と、デバッグ サイクルの機能向上にフォーカスしています。

その一例として、IntelliCodeが挙げられます。IntelliCode は、AIによるコード支援機能で、入力を減らしつつ、より多くのコードを記述できるというものです。Tabキーを2回タップするだけで IntelliCode がコードを補完し、信頼性の高いコードを記述できるようになります。また、IntelliCodeはコードベース全体の中で似たようなパターンがある場合、繰り返し編集されたものを見つけ出して修正案を提案してくれます。
コード変更を適用してアプリケーションを実行した後は、.NETおよびC++用のHot Reloadの出番です。コードを更新したその場で変更結果を確認することが可能です。いちいちアプリケーションを再度デプロイして起動する必要はもうありません。これらの他にも、何百もの、数多くの隠れた開発支援のための機能が搭載されています。、またここで紹介しきれないほど数多くの新機能や修正が施されています。例えばデバッガ.NET言語サービスなどの機能改善、Web Live PreviewやLinux上でのクロス プラットフォーム テストといった新機能などです。詳細についてはリリース ノートドキュメントにてご確認いただけます。
Visual Studio 2022は、開発者のための統合開発環境です。Windows FormsやWin32アプリケーション、Blazor、コンテナ ベースのクラウド ネイティブ アプリケーション、機械学習を活用したアプリケーションなど、あらゆる分野のアプリケーション手掛ける開発者の皆様のためにつくられています。

スケーラビリティ、信頼性、パフォーマンス
Visual Studioのプロセス自体(※ 注 devenv.exe) が64ビット版としてリリースされるのは、Visual Studio 2022が初となります。これにより、最新のハードウェアを搭載した環境においても、その性能を最大限活用できるようになりました。より大規模で複雑なプロジェクトにも安定した、快適な動作を実現しています。また、日々開発時に利用する一般的なシナリオでのパフォーマンス向上にもフォーカスしています。

 
Visual Studio 2022 Launch Event をご覧ください

11 月 8 日 午前8時30分(太平洋標準時 ※注 : 日本時間 11 月 9 日午前 1 時半)からのVisual Studio 2022の発表会のアーカイブをぜひご覧ください。launch.visualstudio.comもしくはTwitch channelにてライブ中継がご覧いただけます。ライブ中継を見逃した方のために、のちほどYouTubeチャンネルにも掲載する予定です。(※注 : Channel9 では、日本語字幕を付与したアーカイブ動画を公開しています。こちらから ご覧ください)
まず Keynote では、スコット ハンセルマン(Scott Hanselman)が Visual Studio 製品チームそれぞれにインタビューしていきます。担当それぞれが、Visual Studio 2022 の新機能や、何ができるのかなどを紹介していきます。新機能セッションは、デモを中心に10セッション用意しています。各セッションは20分程度で、それぞれ特定のアプリケーション プラットフォームを対象としたものです。Visual Studio 2022の最新情報をキャッチして頂けます。ヒントやコツが知りたいという人でも満足いただけるよう、30ものセッションをお届けします。最後に製品チームとのライブQ&Aセッションも用意しています。このセッションへの参加をご希望する方は、統合Q&Aチャットアプリケーションで終日質問することが可能です。(※ 注 : 現在はアーカイブ視聴のみとなります)
この発表会に参加されたい方は、イベント中にTwitterでハッシュタグ#VS2022を使って投稿してください。イベントの詳細は、こちらのブログ記事をご覧ください。

.NET Conf 2021をご覧ください
11月9日には、.NET Conf 2021が開催されます。.NET Conf は、マイクロソフトとマイクロソフト コミュニティによるコンテンツ、セッション満載の3日間のイベントです。#Cの最新機能や、最新のクラウド、ウェブやネイティブ デバイスの開発など、さまざまなテーマについてのセッションや、.NETについて知っておくべきことを網羅した80ものセッションです。ぜひこちらもご覧kください。ご質問がある場合はTwitterで#dotNETConfのハッシュタグを使ってぜひ質問してください。

 

今後について
本日、Visual Studio 2022のリリース後初のアップデートとなる17.1の最初のプレビューの出荷も開始します。こうした内容は、Visual Studio 2022のPreviewチャンネルにてご確認ください。今後の定期アップデートでの修正や新機能にも是非ご注目ください。リリースサイクルについては、こちらをご覧いただけます。実際にどのような機能がリリースされるかについては別途 Visual Studio 2022 Roadmap カバーしてまいります。

結びに : ありがとうございました

ここまで来ることができたのは、ひとえに開発者の皆様のおかげです。プレビュー版をお試しいただいた何千人もの方々からは、驚くほどの数のご意見をいただきました。アンケートへのご回答やバグ レポートまで、さまざまなフィードバックをいただきましたが、それらすべてがVisual Studio 2022の方向性を決める際に役立ちました。こうした中には、コミュニティから報告のあった1000件を超えるバグ修正も含まれています。皆様に、改めて御礼申し上げます。
皆様からのご意見は今後も是非伺っていきたいと思います。ここで終わりでは決してありません。Visual Studio 2022をご利用ください。そして、ぜひご意見をお寄せください。使っていただく皆様のご意見があってこそ、今後もVisual Studio 2022を改善し、より良いものにしていくことができるのです。
64ビット化に向けた取り組みにご協力いただいた拡張機能パートナー各位にも感謝しています。皆様の懸命な取り組みによって、現時点に、MarketplaceにはVisual Studio 2022用の拡張機能が500件以上も取りそろえることができました。本当にありがとうございました。

< 前の記事

> 次の記事

ページの先頭へ戻る