メイン コンテンツへスキップ
業界

新村 肇 articles

新村 肇
新村 肇
日本マイクロソフト ヘルスケア統括本部 社会保障事業推進室 アカウントテクノロジーストラテジスト
Published 

Azure OpenAI の活用シナリオと最近の動向 

Executive Summary  生成AIに対する関心が高まり、企業等での利用だけではなく公的機関でも、職員の働き方改革や市民サービスの質向上が期待されています。一方で医療の分野では、医師の時間外労働の上限規制が始まり、医療従事者の就労環境改善が必須となっています。  長時間労働の原因となっている文書関連の事務作業の負荷軽減のため、診療サマリーやヒヤリ・ハット事例などの文書作成に生成AIを活用した、業務効率化と誤記防止が期待されています。  生成AIは大規模言語モデル(LLM)を基盤とし、利用開始のハードルが低く、一定の精度で処理が可能な点がメリットです。ハルシネーションのリスクに対しては、RAGモデル等による対策が進んでいます。  Azure OpenAIは進化を続け、他のAzure Data & AIソリューションと組み合わせることで多様なデータと利活用シナリオへの対応が可能になっています。
Published 

レガシー業務アプリケーションの計画的なモダナイズを進めましょう~クラウドジャーニーにおける継続的な改善に向けて~ 

クラウドサービスの普及が広がりを見せるなか、様々な企業や公的機関でも従来のオンプレミスやプライベートデータセンターに設置されていた環境を、パブリッククラウドへと移行を進めるケースが増えてきています。 クラウド移行の目的は組織の事業形態によって様々なポイントが考えられますが、環境構築期間の短期化、保守運用の効率化、トータルコストの低減、セキュリティの強化、季節変動の大きいワークロードへの柔軟なリソースの拡張・縮退等を実現するために、クラウドサービスの活用は有意義な選択肢として、その位置づけを十分に確立してきていると考えます。