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最新の SharePoint リストをリリース – Microsoft Flow および PowerApps との統合も

今年度始めに、新しいクラウド ファースト、モバイル ファーストのビジョンと SharePoint のロードマップに加えて、従業員、チーム、企業のお客様が場所やデバイスを問わずにコンテンツのインテリジェントな検出、共有、共同作業を行えるようにする最新の機能が発表されました。さらに本日、SharePoint Online の最新の SharePoint リストのロールアウトを開始することが発表されました。これに伴い、PowerAppsMicrosoft Flow をワンクリックで SharePoint リストと統合できるようになります。これらの機能強化のロールアウトは、Office 365 初回リリース プログラムに加入されているお客様を対象に、2016 年 8 月の第 1 週から開始されます。

最新の SharePoint リストの新機能

最新の SharePoint リストを利用すると、チーム サイトから構造化データに直接アクセスして共同作業を行えるようになり、投資口座のオンボーディングの詳細や、フィールド サービスからのリクエストはもちろん、ソフトボール チームの T シャツのサイズまで、さまざまなコンテンツをチーム間で共有することができます。Office 365 では既に 1 千万以上のカスタム リストが利用されています。

最新の SharePoint リストは、見た目が美しいだけでなく、応答性が高く、デバイスを問わずにアクセスでき、簡単に使用できます。この最新の SharePoint リスト エクスペリエンスは、クラシック環境で作成された既存のすべての SharePoint Online リストにも自動的に適用されます。

最新の SharePoint リストを使用すると、次のことができるようになります。

  • リストへの列の追加や、並べ替え、フィルタリング、グループ化によるデータの整理ができるようになり、より使いやすくなります。
  • リストを閉じずに、すべてのアイテムの詳細を情報パネルで表示、編集できるため、データ品質が向上します。
  • クイック編集を使用してリスト アイテムを一括編集することで、生産性が向上します。
  • バージョン管理、承認、アラートにより、単純な業務プロセスを自動化できます。
  • 静的な情報に、ユーザー、画像、管理されたメタデータ タグなどのリッチ データを追加することができます。

情報パネルに表示された最新の SharePoint リスト。

さらに、最新の SharePoint リストは、SharePoint モバイル アプリでも見栄えよく表示され、場所やデバイスを問わずに使用できるので、業務プロセスを効率化できます。

SharePoint モバイル ブラウザーでのリスト アイテムの編集。

最新の SharePoint リスト エクスペリエンスと従来の SharePoint リスト エクスペリエンス

従来の SharePoint リストのほぼすべてで、最新の SharePoint リストのインターフェイスを自動的に利用できます。また、クラシック モードで作成されたテーマ、ナビゲーション、カスタム ボタンは、最新の SharePoint リストでもサポートされます。ユーザーがリストを参照するたびにカスタマイズ内容の互換性がチェックされ、互換性がない場合 (サポートされていないブラウザー、JSLink カスタマイズなど)、リストは自動的にクラシック環境に戻ります。ユーザーが明示的にクラシック環境に切り替えることもできます。また、管理者は、リスト、サイト、サイト コレクション、またはテナントの各レベルで、クラシック環境を既定の環境として設定することができます。ご安心ください。クラシック環境は当分の間削除される予定はなく (英語)、 カスタマイズ内容は今後も引き続きサポートされます。Microsoft はこれからも、SharePoint Framework と併せて、最新のエクスペリエンスのためのさまざまなカスタマイズ シナリオを開発してまいります。

PowerApps および Microsoft Flow との統合

データは、SharePoint リストと、業務プロセスをサポートするその他のシステムの間で定期的に交換されます。このシナリオは、Microsoft Flow と最新の SharePoint リストを緊密に統合することでより強化されます。Microsoft Flow は、SharePoint と、Microsoft またはサードパーティのサービスとの間で行われる、ワークフローおよびデータの交換を自動化します。今回のリリースにより、SharePoint リストから直接フローを作成または起動して、そのデータを SharePoint に保存し、変更できるようになりました。

また、PowerApps を使用して、デバイスを問わずに、わずか数分でビジネス アプリを接続、作成、共有することができます。効率的なモバイル フォームやモバイル アプリを SharePoint リストから直接作成でき、コードを作成する必要はありません。PowerApps と Flow は共通のコネクタ フレームワークを使用しているので、Exchange、SQL、Dynamics、Salesforce、Google、Mail Chimp、Twitter、Wunderlist など、オンプレミスやクラウドの多数のデータ ソースにアクセスできます。

最新の SharePoint リストから PowerApps で新しいアプリを作成

SharePoint から Flow で新しいフローをセットアップ

SharePoint から Flow で新しいフローを自動的に作成

Flow と PowerApps はどちらも現時点ではパブリック プレビュー段階 (英語) です。

PowerApps および Flow との統合の詳細については、次の動画をご覧ください。

今後の予定

最新の SharePoint リストのロールアウトは、まず初回リリース プログラムに加入されているお客様を対象に、2016 年 8 月初めから開始されます。その後、コマンド バーに PowerApps と Flow が追加されます。また近日中に、Office 365 グループに完全なチーム サイトが提供され、これまで以上に多くのユーザーが Microsoft のビジネス アプリ ツールにアクセスできるようになります。詳しい情報は、この秋にアトランタで開催される Microsoft Ignite (英語) でご紹介します。

最新の SharePoint リストの早期プレビュー

最新の SharePoint リスト エクスペリエンスが、ユーザー、トレーニング、カスタマイズ、サードパーティ ソリューションなどに与える可能性のある影響を確認されたいお客様のために、初回リリースに先立って、本日から、最新の SharePoint リスト エクスペリエンスの早期プレビューの提供が開始されました。ぜひお試しになり、フィードバックをお寄せください。

最新のリストの早期プレビューを有効にする方法の詳細については、Office 365 Network の記事 (英語) を参照してください。

– Chris McNulty (SharePoint チーム、シニア プロダクト マネージャー)