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Microsoft 365
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1 月の最新情報まとめ – デバイスに関係なくチームワークを強化

今回は、Kirk Koenigsbauer (Corporate Vice President for the Office Team) の記事をご紹介します。

Microsoft では、2018 年の幕開けとして、Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様に大きな新しい価値を提供する機能更新を行っています。この更新では、チームの共同作業が強化されるだけでなく、使用するデバイスに関係なくコンテンツの作成と管理を行うための新しい方法も公開されています。以下では、これらの詳細について説明します。

Microsoft Teams で生産性を向上

Microsoft Teams新機能により、新しい方法でのアプリ操作、個人のワークスペースのカスタマイズ、アクションの迅速な実行ができるようになります。

新しい方法でのアプリの検索と使用: 絵文字や GIF を追加する場合と同様、アプリのインタラクティブ カードを使って会話できるようになりました。ワンクリックするだけで、Trello のタスクなどの重要な情報をチャネル会話やチャットに取り込むことができます。また、[ストア] ダッシュボードが新しくなり、アプリを名前やカテゴリ (「プロジェクト管理」、「分析と BI」など) で検索できるようになったので、新しいアプリやサービスを Teams でより簡単に検索できます。

Teams でのアプリへの命令と迅速なアクションの実行: さらに、Microsoft Teams に新しいコマンド ボックスが導入されました。このボックスには、検索と命令のエクスペリエンスが統合されており、両方を 1 か所から実行できます。コマンド ボックスを使用して、人物、メッセージ、ファイル、アプリを検索できるだけでなく、このコマンド ボックスから直接、アプリとの連携、タスクの実行、Teams 全体での移動を実行できるので、すばやく実行できます。

[ストア] ダッシュボードに表示された、Microsoft Teams で使用可能なアプリ。

iOS 版と Mac 版が更新され、共同作業がさらに効果的に

iOS 版および Mac 版の Office 365 の新機能により、チームが共同でコンテンツを作成する方法が強化され、高度な文書、プレゼンテーション、スプレッドシートをどこでも簡単に作成できるようになりました。また、ファイルの検索やプレビュー、操作のための新しい方法も導入されました。

iOS および Mac 用の共同編集機能: Microsoft では、WordPowerPointExcel の共同編集機能を iOS 版および Mac 版でも一般提供することにより、これらのプラットフォームでも、使用するデバイスに関係なく共同作業を簡単に行うことができるようになりました。これにより、Mac、Windows PC、またはモバイル デバイスのどれを使用するかに関係なく、ドキュメントで共同作業している相手を認識でき、彼らが作業している箇所の確認や変更内容の表示もできます。共同編集機能は、Windows 用の Office デスクトップ アプリケーション、Office for Android、および Office Online では既に利用できます。詳細については、Microsoft Tech Community をご覧ください。

Mac で作業を自動的に保存: さらに、本日、Mac で Office 365 サブスクリプションをご使用のお客様を対象として、Word、PowerPoint、Excel の自動保存機能を OneDrive および SharePoint でも提供することを発表しました。単独で作業している場合でも、他のユーザーと共同で作業している場合でも、最後の変更がクラウドに自動的に保存されるため、[保存] ボタンを押したかどうかを心配する必要はありません。さらに、バージョン履歴のサポートにより、ドキュメントの以前のバージョンの内容をいつでも表示したり、復元したりすることができます。

Excel で財務報告書を表示したノート PC の画像。

ドラッグ アンド ドロップでコンテンツやファイルを iOS に移動: iOS 版の Office アプリと OneDrive で、コンテンツやファイルのドラッグ アンド ドロップがサポートされるようになりました。コンテンツの作成時に最も一般的に行われる強力な作業の 1 つは、さまざまなソースの写真、グラフ、その他のオブジェクトを統合することです。iPad および iPhone で Office 365 サブスクリプションをご利用の方は、コンテンツを他の Office アプリまたは OneDrive から文書、プレゼンテーション、スプレッドシートに簡単にドラッグ アンド ドロップできるようになりました。iOS でドラッグ アンド ドロップがサポートされるようになったことで、OneDrive や他のソース (SharePoint、iMessage など) との間でファイルを移動できるので、さまざまなアプリやサービスに散在しているコンテンツを簡単に整理できます。

OneDrive のファイルにアクセスできる iOS アプリを追加: OneDrive for iOS は、iOS 11 に新しく追加された “ファイル” アプリをネイティブにサポートするようになりました。つまり、iPhone および iPad のユーザーは、”ファイル” アプリの統合をサポートする iOS アプリから OneDrive または SharePoint にコンテンツをアップロードしたり、アクセスして、編集し、保存したりすることができます。これは、お客様からのご要望が最も多かった機能です。ユーザーはさらに、”ファイル” アプリ内から OneDrive および SharePoint のお気に入りのファイルにタグを付けることができ、重要なコンテンツの検索や使用が簡単になります。

OneDrive for iOS でプレビュー可能なファイルの種類を追加: Microsoft では、OneDrive for iOS アプリを再設計して、リスト ビューにより詳細な情報が表示されるようにしました。これにより、ファイル名のスキャン、関連情報の確認、特定の属性でのファイルの並べ替えをより簡単に行うことができます。更新された OneDrive for iOS アプリではさらに、鮮明な縮小表示画像が作成されます。また、Adobe Photoshop や 3D オブジェクトなど、130 を超えるファイルの種類のプレビューがサポートされるため、アプリを離れることなく、適切なコンテンツを開いて、表示したり、共有したりすることができます。

Outlook for iOS で組織全体を検索: Outlook for iOS の新しい検索エクスペリエンスでは、Microsoft Graph を利用して、使用頻度の多い連絡先、次回の旅行の日程、宅配便、最近使用した添付ファイルなどの検索結果を表示します。先見的な検索候補と統一されたデザインにより、一貫性のある画面に、ユーザーに最適な結果が表示されるので、組織全体から必要な情報をすばやく検出できます。

Mac 版学習ツールで読解力を向上: Word for Windows やモバイル アプリで既に使用可能なイマーシブ リーダー音声読み上げの 2 つのツールが、Word for Mac でもサポートされるようになりました。これらのツールを使用すると、学び方の違いに合わせて最適な方法でコンテンツを表示したり、読み上げ箇所を強調表示しながら、作成したドキュメントを音声に変換して読み上げさせたりすることができます。このような機能により、ドキュメントの作成ミスが見つかりやすくなり、すぐに修正できるので、誰でも読解力や編集の精度を向上することができます。失読症など、学習障碍を持つユーザーには特に便利な機能です。

その他の更新

  • Yammer での新しい共有方法: 1 月初め、Microsoft は、ユーザーがどこにいても Yammer モバイル アプリを使用して、興味深いコンテンツを会社全体で共有するための新しい方法を導入しました。ユーザーは、グループへのお知らせの投稿、アニメーション GIF の追加などが可能になります。
  • 強力でインクルーシブな学習ツール: 先週開催された Bett で、Microsoft は、Office 365 全体に組み込まれたディクテーション機能、Mac および iPhone への学習ツールの拡張など、広範囲にわたる強力な新ツールを発表しました。これらのツールにより、教育現場でよりインクルーシブな指導や学習を行うことができます。

Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様を対象とした今月の新機能の詳細については、Windows デスクトップ版 Office の新機能 | Office for Mac の新機能 | Office Mobile for Windows の新機能 | Office for iPhone および Office for iPad の新機能 | Microsoft Office for Android の新機能を参照してください。Office 365 Solo をご使用のお客様は、ぜひ Office Insider にご登録のうえ、Office の優れた最新の生産性機能をいち早くご活用ください。月次チャネルと半期チャネルの企業ユーザーの皆様は、対象指定リリース (クライアントサービス) を通じて完全にサポートされたビルドを早期に利用できます。今回ご紹介した機能の入手時期の詳細については、「Office 2016 for Office 365 の最新機能を入手できる時期」を参照してください。

– Kirk Koenigsbauer

提供状況:
このブログで紹介した更新はすべて、一般提供段階に達しており、Office 365 のサブスクリプション ユーザーへのロールアウトが開始されています。Microsoft Teams の更新は自動的にロールアウトされます。ご使用の Teams クライアントのデスクトップ上でまもなく使用できるようになります。iOS 版と Mac 版の更新については、ご使用のデバイスで更新を確認してください。一部のデバイスでは、これらの更新が遅れることがあります。