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お気に入りの電子メール アプリ Outlook Mobile に、新しいエンタープライズ情報保護およびモバイル管理の機能が加わります
3 年前、Microsoft は、外出先でも快適に使用できる電子メールおよび予定表アプリを届けるという使命を持って、Outlook Mobile を立ち上げました。これは、快適なカスタマー エクスペリエンスと企業向け仕様のセキュリティが組み合わされたアプリです。本日は、従業員の働く場所がますます多様化しているとしても、サービスを提供するために、Outlook Mobile 用の新しい高度なエンタープライズ機能を発表します。これには、Microsoft Information Protection のネイティブのラベル付けのサポートと、モバイル デバイス管理の改善が含まれます。また、Outlook でのお気に入りの通知や Microsoft Teams の統合などの新機能は、顧客とのつながりを維持し、重要なことを把握するのに役立ちます。これらの新しい機能と、最高クラスのユーザー エクスペリエンスを提供するための継続的な取り組みによって、お客様の組織に Outlook Mobile を採用していただけることを確信しています。
モバイル初心者向けに特別に設計された iOS および Android 用の Outlook では、1 つのアプリでつながりの維持と整理をすべて行うことができる新しい方法が導入されるのと同時に、本当に重要なことに集中できるようになりました。長年にわたって、Office 365 とのより深い統合を実現してきましたが、ニーズの予測に役立つ一連の人工知能 (AI) 機能を追加しました。また、Microsoft Cloud 上で Outlook Mobile を再構築し、FedRAMP、ハイブリッド先進認証、組織の機密情報を保護および管理するのに役立つアプリ保護ポリシーのサポートなど、企業向けの幅広いコンプライアンス機能を追加しました。
現在、Outlook Mobile は 1 億台を超えるデバイスで使用されており、そこには Adventist Health System や Razer などのお客様が含まれています。
「サポートの観点からは、Microsoft Intune と Exchange Online を使用したモバイル電子メールにより、膨大な時間を節約できています。以前、従業員は、従来の電子メール セキュリティ プログラムでデバイスの登録を解除して再登録する必要があり、インフラストラクチャ サポート チームには、モバイル電子メール アカウントの再同期を求める膨大な数のサポート チケットが届いていました。しかし、Intune を使用すると、従業員が Microsoft Outlook モバイル アプリをダウンロードし、サポート チームが正しいポリシーを適用することで、解決することができます。」
—Tony Qualls 氏 (Director of Enterprise Technical Services、Adventist Health System)
「Outlook Mobile と Teams のモバイル アプリを使うと、その中に埋め込まれているすべてのもの、つまり、PowerPoint、Excel、OneDrive のファイル、チームの会話、予定表イベントなどにアクセスできます。そのため、これらのアプリを使用して、必要なあらゆる作業を携帯電話から行うことで、より効率的にすばやく作業を行うことができます。」
—Tom Moss 氏 (Senior Vice President of the Mobile Division、Razer)
Microsoft は、お客様から Outlook Mobile について継続的に高い評価をいただいていることをうれしく思っています。本日の発表で Microsoft のビジョンを詳しくお伝えしましたが、お客様のビジネスに適した選択肢として Outlook Mobile が信頼を得られるよう、引き続き取り組んでまいります。
新しいエンタープライズ情報保護および展開の機能
Microsoft は、機密情報の保護がお客様にとって最優先事項であることを認識しています。本日は、Outlook Mobile の管理と展開を容易にし、同時に機密情報の保護に役立つ新機能をご紹介します。最高クラスのエンタープライズ向けセキュリティ機能、使いやすさ、ご満足いただけるスピードのご提供をお約束いたします。
機密ラベルを電子メールに簡単に適用
近日中に、Outlook Mobile の電子メールを分類してラベル付けできるようになります。これにより、自社ポリシーに確実に準拠する形で機密文書を管理できるようになります。iOS および Android 用の Outlook に Microsoft Information Protection のネイティブのラベル付けを導入しています。これにより、Microsoft 365 アプリ全体に共通した保護ポリシーとアクションのセットを適用することができます。たとえば管理者は、「一般」や「社外秘」などのカスタム機密ラベルを、対応するアクション (電子メールにフッターを追加する、電子メールを暗号化するなど) に指定できます。ユーザーは、電子メールに「社外秘」ラベルを追加することで、メッセージの復号化を許可された受信者のみが電子メールを開けるようにすることができます。管理者は、ユーザーが必要に応じて機密電子メール ラベルを変更できるようにポリシーを設定することもできますが、追跡やコンプライアンスの遵守が理由で、設定するには正当性が必要です。この機能は、ビジネス向け Outlook Mobile にて、今年中に展開を開始したいと考えています。最初はプレビューで提供します。
Outlook Mobile の展開と管理を簡素化する新機能
組織の従業員が安全なモバイルの電子メールおよび予定表のソリューションを迅速に設定できるようにするため、Outlook Mobile に新しいアプリ構成機能を追加します。
- 企業アカウントのみが Outlook Mobile に追加されていることを確認する—職場アカウントのみを追加でき、従業員が会社のデバイスで個人用アカウントを使用するリスクを軽減できるようにする、新しいエクスペリエンスを提供開始しました。たとえば管理者は、Outlook Mobile で許可される企業の電子メールおよび OneDrive for Business のアカウントを指定できます。
管理者は、会社の登録済みデバイスに職場アカウントのみが追加されるように指定できます。
さらに、今後数か月以内に、企業の Outlook Mobile のお客様に次のような機能を提供開始します。
- 展開を調整し、整合性を高める—管理者は、特定の Outlook Mobile アプリの構成 (連絡先を同期または保存するためのオン/オフ状態、Touch ID などの生体認証、外部画像のブロック、メール ヒントなど)、およびメール オプション (ユーザーへの優先受信トレイの設定など) を、近日中にプッシュできるようになります。これらの設定を標準化することで、ユーザー エクスペリエンスの整合性を保ちつつ、Outlook Mobile の展開を簡素化して調整することができます。
- より迅速なアカウント設定を可能にする—管理者は近日中に、先進認証対応アカウント向けに Outlook Mobile アカウントのセットアップ構成をプッシュできるようになります。これにより従業員は、職場アカウントの正しい設定情報を使用して、Outlook Mobile ですぐに作業を開始することができます。設定がパスワードを入力する程度に簡単になると、ヘルプデスクへの問い合わせが少なくなり、さまざまな場所で作業する従業員のセキュリティをすばやく簡単に確保できるようになります。この機能は、基本認証を使用している Exchange オンプレミスのお客様のアカウントで既に利用できます。
- Microsoft Intune の新しいアプリ構成ポリシー インターフェイス—Intune コンソールの新しいアプリ構成ポリシー インターフェイスは、基本認証を使用している Exchange オンプレミスのお客様のアカウント設定の詳細情報をプッシュする機能を当初からサポートします。今後数か月にわたり、インターフェイスのポリシー設定を引き続き強化していく予定です。これにより、連絡先の保存や同期などのアプリ構成機能をはじめとする、Outlook Mobile 機能の設定を管理できるようになります。
1 日中使用できるように設計—つながりと整理のための新しい方法を導入
外出先でより多くのことを実現するために、Outlook Mobile では、Microsoft Teams や Office Lens のさらなる統合、お気に入りの通知、および予定表の操作性の改善などの新機能が、近日中に提供される予定です。これにより、簡単につながって整理し、重要なことを把握することができます。
Outlook Mobile における Teams の会議の作成および参加
共同作業のためにお客様に引き続き Teams をご利用いただけるよう、Outlook に Teams の会議を統合する機能をご紹介します。近日中に、予定表イベントにオンラインの Teams 会議オプションを追加し、Outlook から Teams の会議に参加できるようになります。2019 年の前半に、Outlook Mobile にこの機能を導入する予定です。
Office Lens の多くのテクノロジを Outlook Mobile で利用
これまで、会議に出席したあとは、多数の名刺を管理する必要がありました。Outlook Mobile の写真、ドキュメント、およびホワイトボード画像に Office Lens の高度な技術を使用するだけでなく、名刺の画像を簡単に撮影して、連絡先の詳細を Outlook に自動的に保存できるようになります。また、画像は会社のアプリ保護ポリシーに準拠して使用され、デバイス カメラの設定が遵守されるため、お客様は安心して利用することができます。この機能は、今後数か月以内に、Android 用 Outlook のお客様に提供開始されます。
お気に入りの通知により、重要な人とのつながりを維持する
上司、大切な人、自分の子供など、コミュニケーションを優先すべき人々がいますが、こういった相手にはタイミングよく返事をしたいものです。近日中に、通知を「お気に入り」に設定するオプションが提供されます。この設定により、優先したい相手からのメールや予定表イベントが届いた場合にのみ、通知がされるようになります。お気に入りの通知は、今後数か月以内に、Outlook Mobile のお客様に提供開始される予定です。
予定表の共有および予定表の検索機能
- 予定表の共有機能の改善—同僚とのスケジュールの共有や会議室の予約、委任された予定表の管理を簡単に行えるようになりました。Outlook カレンダーのメニュー オプションから新しい予定表を追加するのと同じくらい簡単です。[共有予定表の追加] を選択し、人、会議室、またはメールボックスを検索するだけです。同僚の共有予定表、さらに予定表で予約されている会議室も追加、表示することができます。この新しい Outlook Mobile 共有予定表機能を、ビジネス利用のお客様向けに提供開始しています。
同僚の共有予定表、さらには会議室も Outlook Mobile から簡単に追加できます。
- 予定表の検索—また、特定の予定表イベントを探す必要がある場合、連絡先、特別な予約、配信、ファイル全体から検索できるよう、Outlook Mobile の検索機能を拡張しています。近日中に予定表イベントに検索機能が追加されます。Outlook Mobile の検索機能は、必要なものをさらに迅速に見つけられるように設計されています。この機能は、今後数か月以内に、Outlook Mobile のお客様に提供開始されます。
このようなすばらしい機能をお届けすることができ、とてもうれしく思います。Outlook Mobile についての Microsoft のビジョンを詳しくお伝えしましたが、Microsoft はお客様からのご意見に耳を傾け、お客様にご満足いただけるようなエンタープライズ向け機能をお届けすることをお約束します。引き続き信頼してご利用いただけるように、お客様からのご意見やご提案をお待ちしています。