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仮想会議の向上とコンサルティングのオンライン化 – Microsoft 365 の 3 月の新機能

なんという 1 か月でしょうか。ほんの数週間で、私たちの働き方も暮らし方も変わってしまいました。私たちのお客様が求めているものがこれほどまでに明確になった、つまり急を要するものになったことはありませんでした。そして私たちの最優先事項は、お客様がそのニーズを満たせるようにお手伝いすることです。具体的には、働く人々のリモート ワークを実現するのに役立つツールを開発します。また、適切なデジタル ツールで対面イベントをバーチャルなものに移行できるようにお手伝いします。そして、困難な時でもビジネスを守ることができるように、組織の資産をセキュリティで保護します。

今月お届けする新しい機能は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行が続く間、そしてその後も、ビジネスを動かし続けるのに役立つように設計されています。たとえば、Microsoft Teams の新機能は、オンライン会議を効果的に実施し、よりインクルーシブで、集中できるようにするのに役立つとともに、1 対 1 のコンサルティングをバーチャルで実現します。SharePoint で作成できる危機管理サイトは、緊急時に組織内ですばやく情報を共有するのに役立ちます。また、Outlook の検索エクスペリエンスが向上し、必要としているものをメールや予定表の中からすばやく見つけることができるようになりました。

Microsoft 365 の今月の最新ニュースをお届けする前に、毎月の Modern Workplace ポッドキャストを改めてご紹介したいと思います。この回では、ホストの Alex Bradley と私が、リモート ワークについて学んだことを Microsoft での経験とお客様の経験の両方からお話ししています。ぜひお聞きください。

インクルーシブな、集中できるオンライン会議を開催する

今月、Teams の新しい機能を多数発表しましたが、これらは 2 つのことへの私たちのコミットメントを反映しています。1 つはお客様のために最高のオンライン会議エクスペリエンスを構築すること、もう 1 つは現場担当者と医療従事者に技術ソリューションを届けることです。

リモート会議に参加したときに、他の参加者がたたくキーボードの音や、すぐ後ろから聞こえる掃除機の音がうるさいと思ったことがあるかもしれません。リアルタイムのノイズ抑制機能は、気になる周囲の雑音を最小限に抑えて、発言内容を聞き取るのに役立ちます

大規模な会議では、リモート参加者が発言したくてもその意思表示が難しいこともあります。挙手機能を使用すると、会議参加者はだれでも、発言したいときに視覚的な合図を送ることができます。

産業労働者は、効果的なコミュニケーションやコラボレーションと安全の維持を両立する必要があります。Teams と RealWear ヘッドマウント型デバイスの新しい統合で、現場担当者はハンズフリーで情報にアクセスし、現場にはいないエキスパートとコミュニケーションを取ることができるようになります

仮想会議が求められる場面としては、医療機関の患者診察、顧客との打ち合わせ、求職者との面接などがあります。今月発表した Teams の Bookings アプリを使用すると、バーチャル面会のスケジューリング、管理、実施を簡単に行うことができます。

Teams では間もなく、チャットを独立したウィンドウで開くことができるようになります。ワークフローの効率化に役立ち、進行中の複数の会話を切り替えるのも簡単になります。

オフラインと低帯域幅のサポートにより、チャット メッセージを読んで返信を書く作業が、インターネットに接続していないときでもできるようになります。自分がすべきことを、どこにいても進めるのがさらに簡単になります。

また、Teams 認定デバイスが新たに追加されます。一般提供を開始した Yealink VC210 は、小さな会議室での会議に適しており、設置と管理が簡単です。さらに、Bose Noise Cancelling Headphones 700 UC も、今春中に発売される予定です。

最後に、Teams の Microsoft 365 Business Voice の提供を米国内で開始しました。中小企業が電話の発信と受信をどこからでもできるようになります。また、Microsoft 365 Enterprise プランのラインアップが新しくなり、現場の最前線で働く従業員のためのライセンス オプションが追加されています。

中小規模企業のための新しい Microsoft 365

今月、Microsoft 365 Personal と Family が登場しました。個人と家庭のための Office 365 からの進化です。さらに、中小企業向けと大企業向けのプランの多くについて、名前を変更することも発表しました。Office 365 Business Essentials は Microsoft 365 Business Basic になり、Office 365 Business Premium は Microsoft 365 Business Standard に、Microsoft 365 Business は Microsoft 365 Business Premium になりました。Office 365 Business と Office 365 ProPlus は Microsoft 365 Apps となります。本日お知らせするのは名前の変更だけですが、この数年間に新しいアプリやサービスがサブスクリプションに追加されており、今後数か月のうちに新しいイノベーションも追加する予定です。これらの変更は、Microsoft 365 のイノベーションをこれからも推進していくという私たちの強い思いを反映しています。それは、これまでイメージされていた Office をはるかに超えるものとなるでしょう。

緊急事態への対応

人や情報をつなぐ緊急事態管理サイトをすばやく構築: COVID-19 のような予期しない出来事が起きると、コミュニケーションの手段を確立していつでも連絡を取れるようにすることの重要性が浮き彫りになります。SharePoint で新しい危機管理サイトを作成すると、緊急事態の発生時に組織内で共有するためのニュース、関連リソース、よくある Q&A を 2 時間以下でまとめることができます。SharePoint のスタート ページで [サイトの作成] > [コミュニケーション サイト] を選択し、ニュース、リンク、Q&A、サイト ナビゲーション、注目の人物などを構成します。

つながってコラボレーションするための新しいアプリ機能更新

今回発表する新しいアプリ機能更新は、会話を効率化し、プロフェッショナルにふさわしいコンテンツを作成し、生産性を最大化するのに役立ちます。

Yammer の会話に受信トレイから直接参加: Outlook on the web の新しい対話型 Yammer メール機能を利用すると、Yammer での会話、投票、質問に参加することや称賛を送ることができます。Yammer のスレッド全体が表示され、返信、いいね、投票、ファイルの添付、GIF の共有、さらにはビデオの閲覧も受信トレイから直接できるようになりました。これらの機能は、すべての Enterprise テナントでの提供を開始しており、Outlook for Windows、Outlook for Mac、Outlook for iOS/Android でのリリースは次の四半期となります。

プロフェッショナルにふさわしいコンテンツを Office モバイルで作成するのがさらに簡単に: Excel でのデータの表示と編集をシンプルな、わかりやすいカード形式でできるようになりました。横に並んだ列が多すぎて画面に収まりきらないときに便利です。Office モバイルのもう 1 つの新機能、PowerPoint デザイナーは、プロフェッショナルらしいプレゼンテーション作りに役立つように、コンテンツのデザイン、書式、アイコンを提案します。これらの機能は、Android 用と iOS 用の Office アプリに今後数か月以内に追加されます。

ドキュメントでの共同作業とタスクの割り当て: Web 版の Word と Excel で、ドキュメントを共同編集する他のユーザーに簡単にタスクを割り当てることができるようになりました。オンラインの Word または Excel のドキュメントのコメントでチームメイトを @メンションし、割り当てのチェック ボックスをオンにします。そのユーザーには、タスクが割り当てられたことを通知するメールが送信され、その中のリンクから直接そのドキュメントにアクセスできます。この機能の提供は 4 月を予定しており、PowerPoint for the web の [タスク] でも 6 月から使用できるようになります。

Visio for the web の新しい接続エクスペリエンス: Visio for the web の新機能で、図形上の接続ポイントを動かしてきれいに配置できるようになります。また、図形間に複数の矢印を追加することも簡単にできるので、to-and-from の関係を明確に表すのに役立ちます。この機能を使用するには、図形の縁にマウス カーソルを合わせます。接続ポイントの候補を表す緑色の円が表示されたら、使用したいポイントをクリックし、コネクタを接続先のポイントまでドラッグします。この機能は、Visio Plan 1 と Plan 2 のすべてのユーザーを対象として提供を開始しました。

メールと予定表の検索がさらに簡単に

今回発表する Microsoft Search の新しいイノベーションで、自然言語の認識が可能になります。必要としているものを見つけるのに役立つこの機能は、iOS 版と Android 版の Outlook で利用できます。メール、予定表のイベント、連絡先情報、ファイルを見つけたいときに、日常的に使っている言葉で検索対象を絞り込むことができます。話しかけることも、キーボードから入力することもできます。詳細については、こちらのブログをご覧ください

一般的な IT タスクを効率化する

今月、IT 担当者向けの一般的なリソースを効率化するのに役立つ 2 つの新しいサービスを発表します。

印刷インフラストラクチャをモダン化するクラウドベースの印刷ソリューション: ユニバーサル印刷のプライベート プレビューを発表します。これは、シンプルで安全に印刷できる、クラウドベースの新しい印刷インフラストラクチャです。オンプレミスの印刷サーバーを保守することや、プリンター ドライバーをデバイスにインストールすることは不要になるため、IT 担当者が印刷環境を維持するために必要な時間と労力を削減できます。ユーザーの印刷操作もシンプルであり、近くにあるプリンターを簡単に見つけて印刷することができます。ぜひ、プライベート プレビューに登録して参加してください。

クラウドにあるファイルをシームレスに OneDrive や SharePoint に移動: このたび発表する Mover は、クラウド対クラウドのファイル移行ツールです。全世界の Microsoft 365 のお客様を対象として一般提供を開始しました。Box、Dropbox、Egnyte、Google ドライブなど、多数のクラウド サービス プロバイダーから OneDrive と SharePoint への移行をサポートしているので、Microsoft 365 のさまざまなアプリやサービスでのシームレスなファイル コラボレーションが実現します。Mover を利用すると、現在 Microsoft 365 の外部にある、他社のクラウド サービスで保存しているファイルを簡単に、コストをかけずに (無料です) 管理できます。利用を開始するには、Office 365 の資格情報を使用してサインインし、画面の表示に従ってください。

Teams での会議の新しい機能から、クラウドでのファイルの保存を容易にする機能更新まで、ここで紹介した発表には、お客様に頼りにされているツールをこれからも改善し、進化させていくという私たちのコミットメントが反映されています。しかし、この危機的な時に多くの組織がフルタイムのリモート ワークに対応しようとしているなかで、お客様の力になりたいとも思っています。毎月の更新情報に加えて、このブログをリモート ワークのヒントや情報、お客様の事例を紹介するスペースとしても活用していきますので、たびたびご覧いただければ幸いです。