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ハイブリッド ワークへの Microsoft のアプローチ: お客様のための新しいガイド

ハイブリッド ワークへの移行が進むなか、本日 Satya は Microsoft の幅広いアプローチを発表しましたが、私たちは現場でお客様とお話しするときも、このアプローチを取っています。

ほぼ毎日のように、私のチームは世界各地の組織のリーダーやパートナー企業とミーティングしています。働き方の未来に向けて、従業員の準備を整えようと奮闘している人々とお話ししていると当然ながら、「Microsoft はどうしているのか?」とよく聞かれます。そのようなときは初めに、「皆さんと同じように、私たちも走りながら学んでいます」とお答えしています。データを詳しく調べ、従業員の声に耳を傾け、何が効果を発揮して何がそうでなかったかについて俊敏に反応します。いつの時代でも、先が見えないときに道筋を描くにはグロース マインドセットが鍵であるからです。 

より柔軟な働き方への移行は、どのリーダー、どの組織にとってもかなりの大事業になることは間違いありません。それは私たちにも確実に当てはまります。Microsoft が作るハイブリッド ワーク モデル実装の計画の対象は、世界中で活動する 160,000 人あまりの従業員だからです。1 人の人、1 つの組織がすべての答えを持っているということはありえませんが、私たちは信じています。グロース マインドセットという考え方の下で、私たちのそれぞれが学んだことをお互いと共有すれば、より良い状態になることを。 

ハイブリッド ワークへの移行を進めていくための 2 つの新しいリソース

そのような理由から、私たちは先頃 2 つのリソースを公開しました。これらは Microsoft がハイブリッド ワーク モデルを取り入れながら学んでいることを詳しく紹介するものですが、そのねらいは、お客様の組織に最適なハイブリッド ワーク計画の策定に役立てていただくことです。これらのリソースの中核的な部分には、私たちの信条が反映されています。リーダーたちが力を合わせて新しい、柔軟な業務運営モデルを作る必要があると私たちは考えます。そのモデルは人、場所、プロセスを包含し、ハイブリッド ワークに向けて組織を根本から組み替えるものです。  

ご紹介する最初のリソースは、ハイブリッド ワークプレイス柔軟性ガイドですが、元は Microsoft の従業員向けに作られたものです。この中には、ハイブリッド ワークのためのサンプルのチーム アグリーメント、テンプレート、ツールがあります。他にも、従業員の時間をオフィス出勤とリモート勤務に配分するのに役立つ詳細な計画も含まれています。従業員の健康を保つための戦略に始まり、具体的なロードマップに至るまで、あらゆる事項を網羅しています。今後もさらにコンテンツをお届けする予定です。 

2 つ目は、「ハイブリッド ワーク: ビジネス リーダーのためのガイド」です。ハイブリッドの世界に向けて私たちが人、場所、プロセスをどう再想像するかについて学んだことの多くがここに要約されています。 ハイライトを簡単にご紹介しましょう。

人 

より柔軟な働き方の世界でが成功を続けていけるようにするために、私たちは従業員エクスペリエンス全体を再考する必要があります。文化を創ることに始まり、人材を引き付けて長く働いてもらうこと、そして従業員の意見を聞くリスニング システムの構築に至るまで。どの組織にも、最高の柔軟性への道を進んでいくための計画とポリシーが必要です。それは、デジタル エンパシーを文化のあらゆる面に組み込むのにも役立ちます。Microsoft では、従業員のために明確なフレキシブル ワーク ポリシーを用意しており、どの従業員も勤務時間の最大 50% をリモートで働くことができます。また、プライバシーに配慮したリスニング システムも構築しており、デジタルの徴候をツールでとらえます。その 1 つである Workplace Analytics は Viva インサイトの一部ですが、これを利用してマネージャーとリーダーは自分のチームと組織のウェルビーイングについてチェックインできます。また、"人材をあらゆる場所から雇用" して、そのチーム独自の規範を作るための力にもなります。

場所

場所に対する私たちのアプローチの中心は、物理とデジタルの間にあるギャップを橋渡しすることと、従業員の要望に合わせて進化させることです。その始点にあるのは、従業員の安全を第一に置くことです。たとえば、公開と非公開両方のソースを含む多数のインプットからのデータを Microsoft Power BI ダッシュボードで分析し、職場への出勤をいつ、どれだけの従業員に許可するかを決定しています。また、Power Apps を使用して構築されたシンプルなアプリを使用して、従業員がオフィスに出勤したときに自分の健康とウェルビーイングを自己申告できるようにしています。  

ミーティング スペースについては、パンデミック前の設計理念を覆して、その部屋に "いない" 人のことを考えて設計しています。 新しい設計パターンに Microsoft Teams Rooms のイノベーションを組み合わせて、私たちは全員が同じテーブルに着けるようにしています。どの場所からかを問わず、フルに参加できるようにするためです。 

プロセス

ハイブリッド ワークへの移行によって、ビジネス リーダーは、主要ビジネス プロセスを大胆な新しい方法で変革するという希有な機会を手にしています。 次の 2、3 か月を単に "オフィスへの復帰" と考えているようでは、全体像をとらえることはできません。 代わりに、少し時間を取ってデジタル トランスフォーメーションのプロセスについて考えましょう。その中から、この 1 年間に学んだことを活用して発展させることができるものを特定し、優先順位を付けます。もし自分がしなかったら、ライバルがするでしょう。 誰が未来の勝者になるかは、今決まろうとしています。   

Microsoft では、この機会を利用して主要ビジネス プロセスを再想像しています――オペレーションからセールスに至るまで。 たとえば、インサイド セールス チームの変革では Microsoft Power Platform を、つまり Power Automate、Power BI、Power Apps を使用して "受注から回収まで (order-to-cash)" を自動化しています。一元化したグローバル デマンド センターにも投資しており、リード ジェネレーションとカスタマー エンゲージメントを自動化デジタル マーケティングで拡大しています。 

私たちが何を学び、何を変えているかについては他にも多数あり、ガイドで紹介していますので、ぜひダウンロードして詳細をご覧ください。  

グロース マインドセットについて私が最も気に入っているのは、人々が最善のアイデアに対して、そのアイデアがどこから生まれたかにかかわらず、オープンになることです。今回ご紹介した 2 つのリソースがお役に立つことを願っています。 皆さまがそれぞれの行程を進む中で学んだことも、お聞かせいただければ幸いです。一緒に、私たちは新しい働き方の世界を作る機会を手にしています。それはすべての人にとってより良いものとなるでしょう。

今後もご期待ください。