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Microsoft 365
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ハイブリッド ワークに対応した次世代のコラボレーティブ アプリの構築

私たちを取り巻く世界は、前回の Microsoft Build のときと比べて劇的に変化しています。どのお客様もパートナーの皆様も、ハイブリッド ワークの新しい現実に、つまり人々がいつでもどこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにすることに注目しています。

開発者はこの変革の中心であり、そのことが Microsoft Cloud の上に構築されたアプリの中に現れているのを私たちも目の当たりにしています。本日発表する Microsoft 365 と Microsoft Teams の新しい機能とツールは、新しい働き方のためのソリューションを構築する開発者の力となります。

ハイブリッド ワークのために作られた新しいアプリのクラス: コラボレーティブ アプリ

ハイブリッドでグローバルな働き方を可能にするには、アプリの構築と扱いの方法に対する構造的な変化が必要です。私たちが必要としているのは、個人の生産性向上ではなくコラボレーションを中心とする、新しいクラスのアプリです。そのアプリとは、同期モードと非同期モードのコラボレーションを実現するものであり、そのためのリアルタイムの会議、アドホックのメッセージング、ドキュメント共同作業、ビジネス プロセス自動化のすべてを、単一のオーガナイジング レイヤーで提供するものです。

Microsoft Teams は、まさにコラボレーションの実現を目的として構築されました。毎日 1.45 億人を超える人々が Teams を利用しており、Teams は仕事や学習のためのデジタル プラットフォームとなっています。このことは開発者にとって、創造性を発揮して新たな収益を得る機会となります。つまり、コラボレーションを中心に据えた次世代のアプリを構築する機会です。Microsoft は、この新しいアプリケーションのクラスを "コラボレーティブ アプリ" と呼んでいます。

コラボレーティブ アプリを使って、エンド ユーザーはプロジェクトを完了するための共同作業をいつでも、どこからでも簡単に行うことができます。いくつものアプリやデータの間で切り替える必要がないため、仕事の流れを止めずに進めることができます。また、Fluid のコンポーネントを使用してエンドユーザーが自分で共同作業型のエクスペリエンスを作り、これを Teams や Office のさまざまなアプリでリアルタイムで編集して共有することができます。

開発者の皆様がコラボレーティブ アプリの構築を簡単にできるようにするために、私たちは次のことを重視しています。 

  • 開発者の既存のスキルを使う: 開発者の既存のアプリ ソリューションを Teams と簡単に統合します。標準的な Web テクノロジ、JavaScript といくつかの Teams API を使用して Teams のメッセージ、チャネル、会議にすばやく簡単に組み込むことができます。ServiceNow、Workday、Adobe、SAP をはじめとする多数の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) がこのことを既に、Microsoft のプラットフォーム上で行っています。
  • 開発をシンプルにする:アプリを Teams 用にビルドすると、そのアプリは多数のプラットフォームで、つまり Windows、macOS、Web、iOS、Android、Linux で動作します。私たちが目指しているのは、開発者がアプリの次の波を作り出すのに必要な学習や作業の量を大幅に軽減することです。ビルドは 1 回で、どこでもデプロイできます。
  • 開発者の選択をサポートする:Microsoft Cloud は、コラボレーティブ アプリを構築するためのフル スタックのテクノロジを提供します。新しいアプリを構築する開発者は、そのニーズに応じて Power Platform、Azure、Graph などのテクノロジを選択できます。
コラボレーティブ アプリのフレームワークを示すビジュアル

Microsoft Cloud 上に構築されるコラボレーティブ アプリのビジョンの詳細については、Jeff Teper によるテクニカル キーノート セッションと、Rajesh Jha による Into Focus のセッションをご覧ください。

コラボレーティブ アプリを Microsoft Teams とともに構築する

コラボレーティブ アプリの構築をさらに支援するために、オーガナイジング レイヤーである Teams のための新しい統合の機会と、機能強化された開発者ツールをご紹介します。

よりリッチなエクスペリエンスを実現する会議用アプリを作る

最高のエクスペリエンスを会議の参加者全員に、リモートか対面かを問わず提供することが重要です。ここでご紹介する新しい機能を利用すると、Teams 会議用に開発するアプリに、よりリッチな会議エクスペリエンスを組み込むことができます。

  • 共有ステージの統合: 現在プレビューとして提供されている "共有ステージの統合" は、開発者のアプリから Teams 会議のメイン ステージにアクセスするための機能であり、アプリのマニフェストの中で単純な構成を行うだけで利用できます。これによって作られる新しい作業場所で会議アプリのためのリアルタイムのマルチユーザー コラボレーション エクスペリエンスが可能になり、ホワイトボード、デザイン、プロジェクト ボードなどのアプリに利用できます。
共有ステージ機能の動作例を示すビジュアル。
  • 新しい会議イベント API : 現在プレビューとして提供中です。会議関連のワークフローを、会議開始や会議終了などのイベントを通じて自動化することができます。その他のイベント API についても、本年中に提供開始が予定されています。
カスタムの Together モード シーンを作成しているところを示すビジュアル。

メディア API とリソース固有の同意: 今夏提供開始予定のこの機能で、音声とビデオのストリームにリアルタイムでアクセスして、文字起こし、翻訳、ノート記録、インサイト収集などのシナリオを構築することができます。これらの API では "リソース固有の同意" が有効化されているため、IT 管理者がこれらのアクセス許可を Teams 管理センターで見ることができ、アプリからアクセスできるのはそのアプリが追加された会議のみであることの検証もできます。

メディア API をアプリの中で使用して音声を文字起こしする例を示すビジュアル。

先日リリースされた Azure Communication Services と Teams との相互運用性で、Teams ユーザーが顧客やパートナーなど、組織外の重要な人々と簡単にやり取りできるようになります。開発者が構築するカスタム アプリケーションで Azure Communication Services (音声、ビデオ、チャットなど) を使用するときに、Teams との組み込みの相互運用性を活用できます。これを利用して開発されたカスタム アプリケーションを使用して、Teams ユーザーが会議に参加し、顧客やパートナーとやり取りすることができます。さらに、Azure Communication Services がバックエンドで Microsoft Teams に接続されているため、Teams アプリ ユーザーについては VoIP とチャットの使用料が無料になるという利点があります。1

Azure Communication Services を使用するアプリの例を示すビジュアル。

Azure Communication Services と Teams との相互運用性は現在プレビューとして提供中です。ぜひご利用ください。

クロスプラットフォームでのコラボレーティブ エクスペリエンスを実現する

私たちが Teams を作ったのはコラボレーションを可能にするためです。そこで、ユーザーどうしのコラボレーションを Teams の中で、およびその他のプラットフォームでもできるようにするための新しい機能をここで紹介します。

Microsoft Teams の中での Fluid コンポーネントは、現在プライベート プレビューとして提供されており、今後数か月のうちにさらに多くのお客様に拡大される予定です。Fluid コンポーネントを Teams チャットの中で使用すると、エンド ユーザーが送信するメッセージに表、アクション アイテム、またはリストを添付し、これを全員がインラインで共同編集することや、Outlook などのさまざまな Office アプリケーションで共有することができます。チーム間の足並みをそろえて作業を効率的に進めるために、Teams チャット間でコンポーネントをコピーして貼り付けることもできます。Fluid コンポーネントを使用すると、ユーザーが一緒にアイデアを出し合い、創造し、決定することができる一方で、会議の回数を減らし、長々と続くチャット スレッドの必要性を最小限に抑えることができます。

Fluid コンポーネントを Teams チャットとモバイルで使用する例を示すビジュアル。

メッセージ拡張機能がまもなく Outlook でサポート開始: 統一された開発エクスペリエンスで、メッセージ拡張機能を Microsoft Teams と Outlook on the web の両方で動作させることができます。ユーザーがメッセージを作成するときに、検索に基づくメッセージ拡張機能一覧が新しいメニューとして提示され、ここから選択できます。たとえば、メールを作成するときに、自分の Teams アプリからのタスクの状態を伝えるメッセージ拡張機能を選択して、チームメートに送信することができます。

メッセージ拡張機能を Outlook on web で使用する例を示すビジュアル。

Teams 内または Teams 用のローコードのアプリ、ボット、フローを簡単に構築できるようにすることに加えて、ローコードのソリューションをエンドユーザーに配布することも簡単になります。まもなく、Microsoft Power Virtual Agents を使用して構築されたボットをセキュリティ グループと広く共有できるようになります。Power Apps を使用して作成されたアプリでは、このことが既にできるようになっています。また、複数の Microsoft Dataverse for Teams 環境の間で一方の環境のアプリ、ボット、フロー、表などの関連リソースを他方で利用することも簡単にできるようにしました。これで、これらの資産を新たなシナリオに確実に活用できます。また、Power Apps のサンプル アプリも継続的にリリースしており、これから Power Apps での開発を開始するのにご利用いただくことができます。

Power App が Teams の中で動作している例を示すビジュアル。

Teams アプリを構築して管理するための開発者ツールキットとリソース

ハイブリッド ワークをサポートする次世代のコラボレーティブ アプリを開発者の皆様が構築するのに合わせて、私たちは皆様の生産性を高めるためのツールやリソースに投資しています。

機能を強化した Microsoft Teams Toolkit for Visual Studio と Visual Studio Code を現在プレビューとして提供中です。これらを利用すると、どの開発者も、開発する Teams アプリを Microsoft スタックと相互作用させ、デスクトップとモバイルの両方で動作させることが簡単になります。開発者が React、SharePoint Framework (SPFx)、.NET のどれを使うかにかかわらず、このツールキットは開発者が熟知して使用しているフレームワークに対応できるように作られています。主な更新点には、シングルライン認証、Azure Functions の統合、SPFx の統合、シングルラインの Microsoft Graph クライアント、IDE と CLI への効率的なホスティングなどがあります。

Teams Toolkit でアプリを作成しているところを示すビジュアル。

Teams Toolkit の詳細情報を参照して Visual Studio Marketplace から今すぐインストールしてください

コードを書くことは最初のステップですが、開発者はアプリの管理と構成も行う必要があります。そのための Microsoft Teams 向け開発者ポータルのプレビューを発表します。この開発者ポータル (旧称 App Studio) は、開発者専用のアプリ管理コンソールとなります。Web 経由で、または Teams の中でアクセスでき、自分のアプリの登録と構成を 1 つの中央の場所から行うことができます。新しい機能は次のとおりです。

  • どの Web ブラウザーとデバイスからでもアクセスでき、ナビゲーションも簡単です。
  • 環境構成を管理します。環境別にいくつものマニフェストを管理する必要がなくなります。
  • 他の開発者とコラボレーションするために、アプリへの読み取り/書き込みアクセス権を他の人に付与します。アプリの共同作業や更新を協力して行うことができます。
  • ISV がサービスとしてのソフトウェア (SaaS) オファーを自社のアプリにリンクさせることができます。新たな Teams 内購入エクスペリエンスを実現できます。
  • アプリの使用状況に関する有益な分析情報を収集できます (プレビュー中)。
開発者ポータルのホーム ページを示すビジュアル。

今すぐ開発者ポータルの使用を開始しましょう。

プラットフォームとしての私たちの成功は、皆様の成功と結びついています。革新的なアプリを Teams 上で構築してきたパートナーの皆様に感謝しています。私たちは、パートナーの皆様が成功できるようにすることをお約束しています。そのために、ユーザーがアプリを簡単に見つけて展開し、導入できるしくみを用意しています。そして、まもなくユーザーがパートナー アプリのサブスクリプションを Teams Store や Teams 管理センターから直接購入できるようになります (請求書またはクレジット カードによる支払い)。これで、ユーザーがアプリを入手して導入するのがさらに簡単になると同時に、パートナーの皆様にとってはソリューションの収益化の機会が増えることになります。

新しいストア内購入エクスペリエンスを示すビジュアル。

データ、インサイト、セキュリティを中心としたエクスペリエンスを届けるための Microsoft Graph

Teams はコラボレーティブ アプリのためのオーガナイジング レイヤーですが、そのアプリ エクスペリエンスの重要な面の 1 つが、Microsoft Graph からの豊富なデータ セットです。Microsoft Graph によって管理されるデータは、コミュニケーション、コンテンツ、人の、数兆件にも及ぶつながりから生成されたものであり、プライバシー、セキュリティ、コンプライアンス、検索がこれに付随しています。これを可能にしているのは、高度な機械学習です。

本日は、Microsoft Graph のエキサイティングな新機能のいくつかをご紹介します。

今年、Microsoft Viva が発表されました。このねらいは、世界中の組織が従業員のエクスペリエンスを最適化し、従業員が新しい働き方で活躍できるようにすることです。Viva はプラットフォームとなるように構築されたものであるため、多数の拡張性ポイントが計画されていますが、その第一弾をここで発表します。Viva コネクション カードは現在プレビューとして提供中で、SharePoint Framework (SPFx) は早期アクセスにサインアップした開発者向けに提供しています。これで、開発者が既製またはカスタムの Web パーツを使用して Viva コミュニティ ダッシュボード、ニュースフィード、従業員向けリソースを構築し、どのプラットフォームやデバイス向けにも最適化することができるようになりました。

Viva コネクションのカードの動作を示すビジュアル。

SPFx の次期リリースへの早期アクセスのサインアップを受け付けています。Viva コネクションのためのネイティブ モバイル エクスペリエンス構築をお考えの場合は、ぜひご利用ください。

誰が組織のデータにアクセスできるかを考えるときは、認証とセキュリティが常に念頭に置かれます。これが理由で、多くの開発者が Microsoft Graph を利用しています。 Microsoft Graph は、Azure Active Directory (Azure AD) のエンタープライズ グレードのセキュリティと認証の能力を中核として構築されています。本日ご紹介する新機能は以下のとおりです。

  • 継続的アクセス評価: 現在プレビュー中のこの機能は、Azure AD による継続的なリソース監視でセキュリティ脅威の発見を可能にするものです。アクセス トークンの失効を、単に短いトークン有効期間に依存するのではなく、重要なイベントやポリシー評価に基づいて行うことができます。 
  • 新しい認証方法 API : 開発するアプリ内でのデータとリソースへのアクセスの管理を、プライマリ、2 段階、またはステップアップ認証を使用して行うことができます。セルフサービス パスワード リセット プロセス (SSPR) を起動することもできます。
  • 外部 ID API の一般提供を開始: 開発するアプリで安全な B2C (business-to-consumer) ユーザー インタラクションを確立できるようになります。これには事前定義済みの、構成可能なポリシーを使用します。ユーザーは、日常的に使用しているアカウントでソリューションに登録できます。

お客様やパートナーの皆様から最もよく寄せられる要望の 1 つは、データを Microsoft Graph に取り込んで Microsoft 365 のさまざまな場所で表面化できるようにすることです。このような理由から、Microsoft Graph コネクタが作られました。これを利用すると、Microsoft 365 内の既存のデータ セットをエンリッチメントするメタデータのオンボード、インデックス作成、表面化ができるようになり、Microsoft Search や電子情報開示などの中核的なエクスペリエンスへの参加が可能になります。 Microsoft Graph コネクタについては、次のように多数の更新を近日中に行うことをお知らせします。

  • AAD 以外のソースからの人物プロファイルのエンリッチメントのサポート。管理者が Microsoft Graph コネクタからのプロパティを組織内の Microsoft 365 人物カードにマッピングできるようになります。
  • 新しい JiraConfluence のコネクタ。これらは Microsoft が構築したものであり、本年中に提供を開始します。
  • Search の結果を Microsoft Teams のモバイルとデスクトップのクライアント、および Windows Search Box にも拡張します。
  • Graph コネクタでの電子情報開示サポートの開発者プレビューを 2021 年夏に開始予定です。

また、Microsoft Graph データ接続がプレビューとして Azure での提供を開始したこともお知らせします。Microsoft Graph データ接続はセキュリティと高スループットを特長とするコネクタであり、特定の Microsoft 365 生産性データセットを Azure テナントにコピーすることを目的としています。開発者やデータ サイエンティストが組織的な分析の作成や、AI と機械学習モデルのトレーニングを行う場合に理想的なツールです。ほとんどの Microsoft 365 製品は、ユーザー単位/月単位で料金が設定されていますが、Microsoft Graph データ接続は従量制課金サービスとして提供されます。したがって、開発したソリューションで使用されたデータの分だけをお支払いいただくことになります。

Microsoft Graph データ接続の詳細については、技術ドキュメントをご覧ください。

最後に、私たちは皆様が、人を中心とするエクスペリエンスを Microsoft 365 プラットフォーム全体にわたって作成できるようにしたいと考えていますが、Microsoft のさまざまな製品で動作させるために別々のコードを書くことが最善ではないことも理解しています。そのような理由から、アダプティブ カードのユニバーサル アクションの提供を開始することになりましたことをお知らせします。これで、Azure Bot Framework を使用してアダプティブ カードを 1 つだけ構築して実装し、これを Teams と Outlook のモバイルとデスクトップのクライアント間でシームレスに同期させることができます。

詳しくは、Microsoft Graph ブログの全文をご覧ください。

どのエンドポイントでもシームレスに動作するモダンな Windows アプリを構築する

リモート ワークへの、そして今ではハイブリッド ワークへの移行に伴い、PC はこれまで以上に欠かせない存在となっています。13 億台を超えるデバイスで Windows 10 が稼働していますが、Windows 上で構築されたモダン アプリは、ユーザーが生産性を維持するために不可欠なものとなっています。Windows は、働く人々が常につながって生産性を維持するために不可欠であり、開発者にとっては、限界を押し広げ、人々を助けるための新しい革新的な方法を見つけるチャンスです。

Windows の開発者の皆様は、Project Reunion の重要性を既にご存知のことと思います。Project Reunion では、モダンな Windows テクノロジや新機能に加えて、既存のデスクトップ (Win32) の優れた機能にアクセスできます。一貫性のある、モダンなインタラクションとユーザー エクスペリエンスを WinUI 3 で実現することに加えて、優れたシステム パフォーマンスとバッテリー駆動時間をアプリで利用できます。このような理由から、本日 Project Reunion 0.8 のプレビューを発表します。これで、開発する Windows アプリをクライアントとクラウド両方のエンドポイントに対してシームレスに作成し、モダン化することができます。デバイスのハードウェアに合わせて最適化されたエクスペリエンスを構築することができ、アプリの発見と管理も簡単になり、将来を考えて Arm64 にも対応しています。主な更新内容は以下のとおりです。

  • Windows 10 バージョン 1809 へのダウンレベル サポート: このバージョンは、Windows エコシステムの中の巨大な市場であり、長期サービス ブランチの 1 つです。
  • .NET 5 のサポート: 開発者の現在のニーズに応えるのに役立ちます。これには WPF や WinForms も含まれます。
  • WinUI 3 と WebView 2 でモダンな、互換性のある UI 開発がサポートされます。Windows の構築に使用されているのと同じテクノロジを使用します。

詳細情報をご覧になり、Windows アプリのモダン化を Project Reunion 0.8 プレビューで開始しましょう

私たちは、多くの開発者がコマンドライン ツールとシェルを使用していることを理解しています。たとえばコマンド プロンプト、PowerShell、Windows Subsystem for Linux (WSL) です。Windows ターミナルで、開発者は美しく洗練された、モダンなコマンドライン エクスペリエンスを Windows で利用することができます。そして今年、これを既定のターミナル エミュレーターとして設定できるようになりましたことをお知らせします。これで、すべてのコマンドライン アプリを Windows ターミナル経由で起動できるようになりました。また、Quake モードという新機能もリリースしました。新しいターミナル ウィンドウを Windows 内のどこからでも、シンプルなキーボード ショートカットで開くことができます。

Windows ターミナルの新機能をぜひご利用ください。

また、Windows Subsystem for Linux (WSL) で GUI アプリがサポートされるようになりました。これで、ツールとワークフローのすべてをシームレスに、自在に使用することができます。Windows では、開発者が望む方法で作業できます。どのワークフローともシームレスに統合し、GUI アプリ、Linux、GPU アクセラレーションを使用した機械学習トレーニングを実行できます。

WSL の更新情報についての詳細情報をご覧ください。

ロボティック プロセス オートメーション (RPA) に注目する組織がますます増えています。その目的は単純な繰り返しのタスクから複雑なワークフローまで、ビジネス プロセスを効率化することです。Ignite で、Power Automate Desktop を Windows 10 ユーザーに追加費用なしで提供することを発表しましたが、その後の月のダウンロード数が前月比で 6 倍に増加しました。これは、お客様が自分で繰り返し型のタスクやワークフローを自動化するのに役立つノーコード RPA に未開拓の可能性があることを証明しています。現在私たちは、自動化に最も適したプロセスに優先順位を付けることをさらに簡単にしようとしています。このたび一般提供を開始したプロセス アドバイザーはプロセス マイニングの機能です。人々がどのように作業するかについてのインサイトが提示されるので、自動化から当て推量を排除できます。これで、ワークフローのタスクのマッピング、組織のボトルネックの発見、自動化に最も適した時間のかかるタスクの特定などをすべて、Microsoft Power Automate の中から行うことができます。

Power Automate Desktop とプロセス アドバイザーの詳細については、こちらをご覧ください

学ぶ。つながる。コードを書く。

今週の Microsoft Build が皆様にとって素晴らしい時間となることを願います。Microsoft 365 プラットフォーム全体を網羅した素晴らしいセッションの数々をご用意しています

ハッピー コーディング!

その他のリソース

Microsoft 365 での開発についての詳細は、以下のリソースをご覧ください。


1Microsoft Teams エンドポイントでの VoIP とチャット利用は、Microsoft 365 のライセンスに含まれています。