![Image of a man sitting on a countertop with a laptop in his lap.](https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/blog/wp-content/uploads/sites/41/2018/12/Microsoft-365-December-update-BANNER-1-1024x384.png)
Microsoft 365 の 12 月の最新情報まとめ – AI を利用したツールで作業を効率化
今月リリースされた Microsoft 365 の新機能により、よりさまざまなユーザーを対象としたプレゼンテーションを作成し、作業を効率化し、最も重要なタスクに集中できるようになります。
この記事では、12 月の新機能をご紹介します。
より広範囲のユーザーを対象とし、作業効率を向上
Microsoft 365 全体に、AI を利用した新機能が追加されました。これにより、より広範囲でさまざまなユーザーを対象にしたプレゼンテーションを作成でき、作業効率を向上させることができます。
Microsoft PowerPoint のライブ キャプションと字幕により、プレゼンテーション対象ユーザーの範囲を拡大 – Microsoft AI を利用した新機能により、すべてのプレゼンテーション参加者に、ライブ キャプションと字幕がリアルタイムで自動的に表示されるようになります。PowerPoint でライブ キャプションと字幕を使用すると、参加者の中に母国語が異なる人や、聴覚障碍がある人がいても、だれでも理解できるプレゼンテーションを行うことができます。この機能は、発表者が話す 12 種類の言語に対応し、60 種類以上の言語で画面キャプションを表示します。提供は、2019 年 1 月から、Office 365 サブスクリプションをお持ちの世界各国のお客様を対象として、Windows 10 用 PowerPoint、PowerPoint for Mac、PowerPoint Online で開始される予定です。
Microsoft Word で略語定義を自動的に取得 – Microsoft Graph と Microsoft AI により、文書を読む際にユーザーおよびその組織に合わせて推奨される略語定義が表示されるようになります。この新機能により、文書が理解しやすくなり、作業効率が向上します。使用を開始するには、[参考資料] タブにある [略語] ボタンをクリックします。略語ウィンドウが起動され、略語の推奨される定義が表示されます。この機能は、Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様を対象に、英語版での提供が開始されています。
新しい PowerPoint で既存のスライドを再利用 – PowerPoint では Microsoft AI を利用することにより、スライドを最初から作成し直さずに、自分のファイル内にあるスライドや組織内の他のユーザーが作成したスライドをすばやく見つけて再利用できるようになります。[ホーム] タブにある [スライドの再利用] ボタンをクリックするだけで、サイドバーに既存の PowerPoint デッキが表示されます。利用可能な推奨される PowerPoint デッキを参照すると、各プレゼンテーション内のスライドが表示されます。必要なスライドを選択して、作成中のデッキに挿入します。この機能は、Office 365 サブスクリプションをお持ちのすべてのお客様を対象として、1 月から提供が開始される予定です。
アプリの更新で生産性が向上
お客様の Office アプリの一部に、集中して作業できるようにするための強化機能が導入されます。
新しいデザインの Outlook for iOS で、すばやく集中して作業できる操作環境を提供 – 作業速度を向上させる Outlook for iOS の更新プログラムの提供が開始されています。コンテキストがひとめで把握できるようになったため、連絡先とつながり、整理しやすくなり、生産性も向上します。この新デザインには、すぐに認識できるアバター、お客様からのフィードバックに基づくスワイプの最適化、受信トレイにより多くのメッセージを簡単に表示できるダイナミック スクロール機能などが含まれます。
macOS Mojave のダーク モードのサポートで集中力を向上 – Office for Mac で macOS Mojave のダーク モードがサポートされるようになり、作業に集中したいときや照明が暗い場合の視認性が向上します。また、Office for Mac では、ユーザー インターフェイス (UI) も更新され、アイコンがより鮮明になり、探している機能を見つけやすくなります。Office for Mac の macOS ダーク モードと刷新された UI は、今後数週間かけてすべてのユーザーに提供される予定です。
その他の更新
- アクセス管理のためのパスワードを使わない保護 – Windows 10 PC および多くの最新モバイル デバイスで採用されている、パスワードに代わる保護方法 (生体認証や公開キー暗号化など) を使用することに伴うリスクを減らすためのガイドとして役立つホワイト ペーパーを入手できるようになりました。
- Microsoft Bookings の新機能 – エンタープライズレベルのセキュリティ制御、モバイル アプリの改善、Microsoft Teams、Skype for Business、および第三者支払との統合などにより、予定がさらに管理しやすくなります。
- Teams の新しい Graph API – チームの作成とカスタマイズのプロセスを効率化するために役立つ自動化機能が提供されます。
- Office 365 に接続された Yammer グループにアップロードされたファイルの格納 – SharePoint に格納され、強化されたセキュリティおよびコンプライアンス機能 (DLP、電子情報開示、条件付きのアクセス、保持ポリシーなど) が提供されるようになりました。
編集注記 2018/12/17:
この記事は、PowerPoint のスライドの再利用機能およびライブ キャプションと字幕に関する最新の提供情報を反映して更新されました。
編集注記 2018/12/18:
この記事は、Word の略語機能に関する最新の提供情報を反映して更新されました。